ニュース 2025年04月02日
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私立恵比寿中学・小林歌穂が卒業&芸能界引退へ 「えびちゅうは私にとって楽園」個展や生誕祭ライブも開催
私立恵比寿中学 小林歌穂

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スターダストプロモーション所属のアイドルグループ「私立恵比寿中学」の小林歌穂(24)が、6月28日付でグループを卒業、合わせて芸能界を引退することを3月30日、グループの公式サイトおよびブログで発表。そして、小林は卒業を決めた経緯や今後についてを話してくれた。


小林が卒業を考え始めたのは4年ほど前から。当時の私立恵比寿中学はメンバー6人の体制からオーディションで新メンバーが加入し、新たな体制となっていた。そこでグループの変化感じ、自分自身を見つめ直しはじめたという。


「6人時代のときって、このまま大人になっても続けていくのかなと思っていたんです。ただ『中学』と言っているからこそ、新メンバーオーディションをやって新メンバーを見たら、えびちゅう軸ではなくて、自分の人生を軸としてすこし見てみてもいいのかなっていう風に思ったのがきっかけのひとつです」

3月20日に行われたさいたまスーパーアリーナ公演をやりきったのちの卒業発表。2022年から目標に掲げてきたファンとの約束のステージだった。「目標がかなう瞬間をこんなたくさんの方に見守っていただけたのもうれしいですし、前回の2015年に立ったときは2年目だったのでやりきることにいっぱいいっぱいだった。今回は楽しむ余裕を持って周りを見ながらできたので、この10年ちょっとで成長したからこそなんじゃないかと思えました」と振り返った。


8人のメンバーにはそれぞれのタイミングで卒業を伝えた。「お姉さんメンバーにはちょっとずつ言っていて。私の性格を知ってくれているから『だと思った。寂しい』みたいな感じで、優しく受け取ってくれたのがありがたかった。

同期の(中山)莉子ちゃんは『そうだよね』と受け止めてくれたうえで『私にはまだやるべきことがあるから、一緒には卒業できないけど…』と笑いながら尊重してくれた。妹メンバーたちには昨年の春ツアーで伝えました。一緒に思い出を作っていきたかった」


卒業後はひとまず、自分の気の向くままに一日一日をのんびりと楽しむそう。「私は芸能活動したいというより、えびちゅうをやるのが好きだった。だから、いったん普通の女の子になってみて、自分がどうなりたいかっていうのは考えていこうかなって思っています」

現役中学生としてグループに加入して、アルバイトなどの経験もなかった、それだけに、「いきなり大人の世界に飛び込んだので、社会に一回出てみたいなっていう気持ちはあります」と語る。

趣味のイラストやデザインの才能を伸ばしていくことも考え中で、「学校にも通ってみようかなとも思いますし、歌うことは好きなのでいつかどこかSNSとかでもやれたらいいな、とも思いつつ…」とキラキラな未来に思いをはせる。


11年過ごした「えびちゅう」という場所は、小林にとって「本当に幸せになってほしい人たちだなって思っています。メンバーに対してももちろんそうですし、関わってくれるスタッフさんもそうですし、何より応援してくださってる方すべてが幸せでいてくれ…!っていうような存在です」

卒業を報告するSNSで、小林はえびちゅうのことを「楽園」と表現。「なんか、浦島太郎みたいな気持ちになって…。竜宮城みたいというか、私のなかでは『楽園』っていうことばしか出てこなくて。ずっと中学生やってきて、気づいたらいきなり大人になっていたので、いまだにビックリします」と笑う。小林にとっては、えびちゅうはまさしく『楽園』なのだろう。


卒業までの3か月は怒濤のイベントラッシュが始まる。東名阪での本人プロデュース公演、個展「くらしのこばやし」、25歳の誕生日に行われる生誕ソロライブ、そして卒業コンサート。もともとステージへのこだわりが強く、ツアーセットの一部を持って帰るほど毎公演思い入れをもって臨んできた。それだけに卒業イベントもどんな力を見せてくれるか楽しみがとまらない。現状では公演の内容は未定だが、自身の意向が反映されたものになりそうだ。


苦楽をともにしたファンに対しては「本当に私のことを見つけて、推してくれてありがとう、と言いたいです」と思いを明かす。「何者でもなかった。ただの田舎から出てきた中学生をえびちゅうのアイドルとして推しにしてくれたのは本当に感謝ですし、皆さんのおかげで今の私に出会えているので、本当に感謝しています」と語った。

卒業コンサート翌日の29日には、初の8人体制でのライブが行われる。小林は、「えびちゅうは変化し続けることが面白いと思うので、まだ誰も見たことないえびちゅうの顔を見せてもらえるぐらい爆発してもらえたらうれしい」と気持ちを語った。「チケットを買って、ペンライトを持って客席から応援しているかもしれない」えびちゅう愛はとまることはなさそうだ。

◆小林 歌穂(こばやし・かほ)2000年6月12日、埼玉県生まれ。24歳。



スカウトで芸能活動をスタートし、14年に私立恵比寿中学に加入。出席番号は11番。趣味は絵を描くこと。身長168センチ。


【小林歌穂の今後の公演】★私立恵比寿中学「小林歌穂プロデュース公演~私のわがままを聴いておくれミニツアー~」5月5日(大阪)、11日(名古屋)、18日(東京)

★小林歌穂 個展「くらしのこばやし」 5月17~25日 東京・@PLACE

★小林歌穂生誕ソロライブ「ぽーランド10!!!!!!!!!!」6月12日 東京・Zepp Shinjuku

★私立恵比寿中学 小林歌穂 卒業式「ぽ~EVER ―消えない落書きー」6月28日 千葉・幕張メッセイベントホール

★私立恵比寿中学 新体制始業式「(タイトル未定)」

6月29日 千葉・幕張メッセイベントホール


BUZZチケ編集部注目ポイント

11年間の節目を迎える私立恵比寿中学の小林歌穂。

彼女が卒業まで愛したえびちゅうからの旅立ちはどうなるのか、注目だ。