高校生の写真事情に迫る!Be Real.が流行した理由には映え疲れも、、、、?
「女子高生ラボ」が行った最新の調査によると、写真を撮りSNSに投稿することは、今や女子高生の生活の一部となっている。彼女たちが写真を撮る際に重視していることには、意外にも相反する価値観が浮き彫りになった。
■気軽さ重視
友人と出かけた時に最も使うカメラアプリを質問したところ、BeReal.と答えた人は38.3%と1番多く利用されているという調査結果に。BeReal.を使う理由として、毎日の思い出が残せるということ、友人と写真を共有できるという意見が多く見られた。
▼女子高生ラボ所長コメント
「BeReal.では撮った写真が日記のようにカレンダーに記録される機能やアプリ内で友人と写真を共有できる機能があります。撮った写真を保存することなく思い出として残せる点、タップ1つで友達と写真を共有し、自分のスマホにも写真を残せる点が、気軽に楽しめる写真アプリとして女子高生に人気です。また、ノーマルカメラの利用も上位に挙げられます。現在の女子高校生では、BeReal.やスマートフォン内臓のカメラなど、ノーマルカメラの利用が主流になってきております。
この流れは、「映え」や「盛る」ことがステータスだった時代から、「自然体がいちばん」という価値観へのシフトを象徴しています。SNS上で“完璧な自分”を演出するのではなく、友達同士で日常をそのまま記録し合うことが新しい楽しみ方となりつつあります。今後も、無理をせずに“自分らしく”いられる写真のあり方が、さらに広がっていくと考えられます。」
■手間をかけても盛ることにこだわる新たな価値観
ノーマルカメラで撮った写真をあとで加工するかについて質問したところ、64.2%がすると回答。その理由として、自分が気になる部分だけを加工したい、ナチュラルに盛りたいなどの声が多数。
▼女子高生ラボ所長コメント
「調査の結果、女子高生の半数以上が初めから加工アプリで撮るのではなく、ノーマルカメラで撮影した後に加工を施すというスタイルを選んでいることが明らかになりました。近年、「加工詐欺」という言葉が広まったことで、過度な加工に対してネガティブな印象を持つ女子高生が増えていることも、この傾向に影響していると考えられます。
また、SNSのトレンド自体も変化しており、「どれだけ盛れるか」から「リアルさ」や「ナチュラルな可愛さ」が求められる傾向が強まっています。友達同士でも「自然な雰囲気の写真のほうが共感しやすい」「盛りすぎると逆にイタく見える」といった感覚が広がっています。そのため、最初から加工アプリで撮るのではなく、ノーマルカメラで撮影することで“リアル感”を保ちつつ、後から微調整する方法が主流になっていると考えられます。過剰な加工を避けながらも、自分らしく可愛く見せるバランスを模索しているのです。」
■写真=盛るという意識の定着
写真を盛りたいかについての質問を行ったところ、「SNSに載せる写真を盛りたい」が97.5%、「SNSに載せない写真も盛りたい」が65.7%という結果に。
▼女子高生ラボ所長コメント
「SNSに載せないとしても、写真は盛りたいと感じる女子高生が多いようです。見せる写真も見せない写真も関係なく後から見返したときにより良い状態で残っていることを重視する傾向があると考えられます。この背景には、写真が単なるコミュニケーションツールではなく、自己表現や思い出の記録としての役割を強めていることが挙げられます。
また、加工文化が進化する中で、極端に加工するのではなく、ナチュラルに自分を引き立てることが重要視されるようになっています。そのため、カメラアプリの選択や加工のプロセス自体が、“自分らしさ”を表現する行為として根付いていると考えられます。」
■揺るがない映え意識
映えにこだわるのに疲れや飽きを感じることがあるかについて聞いたところ、67.5%がないと回答。
▼女子高生ラボ所長コメント
「約3人に1人の女子高生が映えに疲れを感じると回答していました。SNS上では長らく“映える”写真が重視され、加工技術を駆使して完璧な一枚を作ることが当たり前とされてきました。しかしその一方で、常に盛れた写真を撮らなければならないというプレッシャーや、理想の自分と実際の自分とのギャップに疲れを感じる女子高生が増えていることが伺えます。
この“映え疲れ”の背景には、SNS疲れやつながり過多といった要因も影響していると考えられます。現在の女子高生は、所属するコミュニティごとに“見せる自分”を使い分けることが当たり前となっており、SNS上での自己表現に気を遣う場面が増えています。また、いいねやコメント数といった反応が可視化されることで、今まで気にしてこなかった部分まで意識せざるを得なくなり、SNSそのものが精神的な負担になることもあります。」
【総括】
今回、女子高生120人を対象に写真事情に関する調査を行った。最近、女子高生の間で“映え疲れ”が広がってきている。SNSでは長年「盛ること」が当たり前だったが、加工技術を駆使するプレッシャーや理想と現実のギャップに疲れを感じる層が増えてきた。そうした背景には、コミュニティごとに見せる自分を使い分ける負担や、「いいね」や既読など、可視化された評価に対するストレスもある。これらの流れから、Be.Realのようなリアルな瞬間を共有するサービスが人気になり、写真文化は「作り込む美しさ」から「自然体の魅力」へと変わりつつある。今後、写真のあり方は“ナチュラルに盛る”ことを重視する方向に進んでいくと思われる。
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【調査概要】
①調査期間 :3月4~7日
②調査機関(調査主体):女子高生ラボ
③調査対象:全国の高校1~3年の女性
④有効回答数(サンプル数):120件
⑤調査方法(集計方法、算出方法):アンケート形式
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■「女子高生ラボ」所長 大北友紀乃 プロフィール
1997年生まれ。2015年、大学入学と同時に株式会社peroli(現:株式会社MERY)に入社。若年層女性向けメディア「MERY」にて、公認ライターとして活躍しつつ、約100名の公認ライターを統括。さらに、MERY公式Instagramの運用を担い、当時のSNS戦略を牽引した。2018年には、大学生ながら同メディアの年間PV数1位を達成し、MVPを受賞。大学卒業後、新卒で株式会社エイチジェイに入社。入社直後から女子高生向けSNSメディアを立ち上げ、わずか1年で総フォロワー数8万人を突破する成長を実現。2023年に一度退職したものの復職し、若年層をターゲットとした企業のマーケティング支援やメディア運営に注力。若年層マーケットの最前線で、実績を積み重ねている。2024年12月より、ティーンのインサイトやトレンドを研究する最先端機関「女子高生ラボ」の所長に就任。業界の未来を切り拓く存在として活動を続けている。
■女子高生ラボについて
「女子高生ラボ」は、SNSメディアの運営、全国規模のコミュニティ運営、そして女子高生のインサイト研究を一体的に展開するシンクタンクです。本ラボでは、女子高生ミスコンのネットワークを活用し、全国各地から流行の最先端を走るメンバーが集まっております。ミスコンのグランプリや各賞の受賞者、ファイナリストのみならず、多くのエントリー者が参加しており、自らが情報発信者として世の中のトレンドを創出する意欲を持つ女子高生を中心に構成されたコミュニティです。「女子高生ラボ」のSNSの発信では、メンバーから寄せられる画像や動画を基に制作することも多く、彼女たちのリアルな声と価値観を反映したコンテンツを提供しています。
BUZZチケ編集部注目ポイント
意外にも多かった映え疲れを感じる女子高生達の存在。
ナチュラルさが求められる今の時代にBe Real.が流行しているのも納得だ。