イベントレポ 2025年04月18日
...
いつかのKアリは青く染まるのだろうか?~ 『BLUE SOUNDS 1st Anniversary LIVE』でフロアと紡ぐ未来~※文末にインタビュー、コメント、写真ギャラリー有
46Records BLUE SOUNDS YORO 安藤優 dia iyo Lil Noah roomR Nlis HADY RYUHEY DJ Soraji

文 : Kobou Kadota

写真 : Sho Hayakawa



始まりは青くなかった。


4月6日、BLUE SOUNDS 1st Anniversary LIVEが新横浜LiTで開催された。

スクリーンからの反射でステージが照らされ物理的にもブルーな装いだった1年目のBLUE SOUNDS。今回は拠点を移しての新横浜LiT。ステージは黒い弾幕で覆われちょっとダークなムード。しかし4か月ぶりの開催で期待感に満ちた客席はすでにじわじわと熱を放っている。

新しいBLUE SOUNDSはもう青くない⁈ 2025年新シリーズはこんな少しムーディーな暗闇の中からスタートした。



《Dear My Friend、上がるだけ!BLUE SOUNDS is on my way 》


お馴染みのオープニングソング「Dear My Friend」。まずは4人レギュラーのアーティストが歌いながらステージに現れる。途端に熱いエネルギーで会場中に光が満ち溢れる。Lil Noah(リルノア)から始まったマイクリレーはNIis(ニーズ)、iyo、そしてYOROへと繋がれた。主催者で46RecordsのCEOであるYOROが《ここではそれぞれが主役!!》と周りを力強く鼓舞すると大きな歓声があがった。




YOROの掛け声でオープニングから熱いエナジーで満ち溢れる新横浜LiT

続いて46Recordsアーティスト安藤優、そしてroomRのREIJI、RICKとHADYと次々とゲストアーティストが現れオリジナルのバースを披露する。ステージ上のアーティストがHi,Hi!!とハンズアップしながら会場を煽るとますます盛り上がるオーディエンス。マイクはさらに初参加のokano_skywalkerと繋がれ「OK~!BLUE SOUNDS、楽しんでいこーぜー!!」YOROの掛け声で大盛り上がりの幕上げとなった。



YOROはアクシデントにもぶれず語ったBLUE SOUNDS


「今日は46の日ですねー!」YOROが問いかけると「そうですねー!」と観客が明るく元気なリスポンス!今日、4月6日は46Recordsの1周年の日でもある。お昼には同じ会場で記念の46フェスが行われたばかり。そこから流れてきた人が多いせいか、序盤からギア全開だ。

「BLUE SOUNDSはこれからもっともっとみんなを大きいところに連れて行かなくてはならないと思います!全国各地いろんなとこに行っちゃうから!」と言うと「待ってるよー!」あちこちで声が上がる。「みんなの日常四六時中(※46にちなんで)、みんなの頭の中で思ってもらえるようにそんな気持ちでやってるのでこれからも応援してください!!」



YOROは46Recordsの仲間、diaを呼び込み「Black Sky」エモーショナルに届ける。

「HADY!」と元同じボーイズグループNIKで活動していたHADYを呼び込んだ。二人は向かい合いアイコンタクトを交わしながら「Make Up」を力強く響き合わせる。お昼の46FESからずっとプレイを続けるDJ Sorajiにも「マジで一緒に最初からDJでBLUE SOUNDSに立ってくれて、1周年迎えることができて嬉しいです。ありがとう!」と感謝を述べる。観客からも「Soraji!」とコールが起こる。Sorajiもエアホーンをブーブーと鳴らし応えた。

「AiVORYくん、違う違う、こっちから出る!」YOROが慌てて声をかける。出口を間違えてAiVORYが背景の弾幕に飛び込みドスンと激突音が鳴った。

名古屋のアーティストであるAiVORYは今日1周年を祝うためにBLUE SOUNDSに駆け付けてくれた。2人でキャッチ―なコラボソング「Sorry not sorry」を披露。そっと明るく背中を押してくれるような良質なポップスが心地よく響いた。


「残っちゃったじゃーん」AiVORYが去る時に出口を間違えたせいで一緒に捌けることができなくなったYOROは困惑気味にステージ中央に残った。しかし意を改めて前を向く。「僕は去年の年末でトリをさせていただいて今回は1周年、こっからBLUE SOUNDSカマしていくぞという意味で僕が先頭を切らしていただきました!」力強い所信表明に観客からは大きな歓声。「これからめちゃめちゃイケてるアーティストたちがどんどん来るんで最高に盛り上げて迎えてください!!」今回トップバッターを務めた意味をしっかり語りステージを後にした。


YOROはいつも折々で一つ一つ丁寧に自分の気持ちを説明し、またどんな時も感謝を忘れない。観客は彼の気持ちを理解し心を共にしてステージを創り上げることができる。YOROが優れたオーガナイザーであるのはこんなことも一つの所以かもしれない。



休めないのはゲストのほう⁈ 俺のBSは休む暇ない安藤優


”4/6のBS、安藤のパートは休む暇ないぞえ。”と事前にXでそんな宣言していた彼はroomRとコラボの「to TOKYO」を歌いながら登場すると1曲づつ代わる代わるゲストを呼び込んでいく。披露した6曲のうち5曲がフィーチャリングソング。コラボ王ぶりは2025年も健在だ。

《going TOKYO、going TOKYOいまから行くTOKYO》安藤優が透明感のあるフックを響かせるとroomRと3人で春の息吹のように幕開け感のあるこの曲をハンズアップして盛り上げる。次にiyoが現れ「FWB」を披露。《I get shit!》と少し低めのトーンで呟く安藤優にしては珍しく冷めたトーンの楽曲。共作のiyoの世界観が彼の新しい魅力を引き出している。


「BARI BARI!!」激しいビートに乗せてLil Noahがステージ脇から突撃するように走り込んできた。Lil Noahの新アルバム「MY NAME IS」に収録されている「BARIBARI」だ!Noahと2人でテンションマックスでフロアを勢いよく煽る。そして「Trill」ではYOROと共に力強くシーンを広げていく決意をぶつけた!コラボ相手と共に次々と魅せるカメレオンのように変幻自在な横顔。


「no title」を切々と心を込めて歌い上げる安藤優


《もう一度会いたい、一緒に歌いたい、忘れられないや。消えない痛みは、変わりはいない、君しかいないんだ、言えないや。》

no title」と銘打たれたこの曲は今回唯一披露したソロ楽曲。情熱とためらいのせめぎ合いを切々と歌い上げるラブソング。感情を込めて届けたこの歌は多くの人の心に響いた。決められないタイトルからは逆に強い思い入れを感じる。このあたりがもしかしたら彼の素顔に1番近いのかもしれない。



実はブルーのカーディガン、BS初参戦のokano_skywalker


続いてY’Sの「楽C人生」をサンプリングした「楽C赤坂」。ミドルテンポでシンプル、すこしとぼけた感じのあるトラックに乗せて安藤優がYOROと歌い始める。何故かテーマは”サウナ”。ここに初登場のokano_skywalkerが現れた。



カートコバーンをモチーフにした派手なカーディガンを着て初登場のokano_skywalker


サビでは3人は声を合わせて《サウナ》とコール、すると ”トウキョウ!” と大きなリスポンス。安藤優とokano_skywalkerは元は同じボーイズグループBoom Triggerのメンバー同士。旧知の仲だけに古くからのファンも訪れているのかこの変わったリスポンスも余裕でこなす。限界値ほど響き渡った大きな声の中YOROが捌けると、次に流れ始めたのは安藤優とokano_skywalkerの「Pop it Tag」。

《どこまで行けるか試そう兄弟!》絆を試すように安藤優が問いかけると《Duoだって考えた2年前、遂に意志固まったSolo Players》とokano_skywalkerが2人の歴史を熱く綴っていく。間奏に「okano_skywalkerがBSにやってきたねー。」と安藤優が嬉しそうに話すと「やって来たねー」と顔を見合わせて返す息の合った2人。

《シーンに名を刻む今pop it tag! 掲げろ Just pop it tag!!》サビではフロアもリズミカルに声を上げうねるような盛り上がり。大きく拳を振り上げ最強の2人は怒涛のコラボを締めた。


フロアに残ったokano_skywalkerは改めて「初めまして、okano_skywalkerです。このバイブスのまま盛り上がっていけますかー⁈」と挨拶すると「YEAHー!!」とノリのいいリスポンス。そこでokano_skywalkerは5月31日に大阪MUSE BOXで安藤優と2マンライブがあることも告げた。そのライブに来たいと思わせる曲を持ってきたと「On My Way」を披露。続けてラストの「Flash Bomb」はタイトル通りの弾けたキック力のあるサウンド。「跳びはねろ!!」okano_skywalkerが煽るとオーディエンスも呼応するようにバウンズしてフロアを揺らした。

抽象画がアートなカーディガンのグランドカラーは薄いブルー。もしかしてBLUE SOUNDSに合わせてブルーで参戦したのかもしれない。エンディングではBSレギュラーメンバーのNilsに過去の共演を懐かしがられ、オーディションなどでも他のブルサンメンバーともつながりがあると言われたokano_skywalker。今後の参戦も楽しみにしたい。



1周年のBSで学んだことは「ベルトの穴は早く開ける」とiyo


「あつい」「季節間違えた」と今日厚めのアウターを着てきたことをiyoは後悔した。本当はキレイ目なジャケット系を着ようと思ったらしいが、今日のアウターはもう季節が変わって着れなくなるからわざと間違えて来たらしい。ニット帽まで被って本当に暑そうなiyoに”かわいいー”と声が上がった。


季節間違えたーと暑がりながら歌うiyo


《like I do、like I do、like I do》のリフレインが心地よい最新曲「like I do」。トラックからマスタリングまで自ら仕上げてきたというこの曲で無垢に刹那な感情を歌う。次の「Feel like」ではイントロの馴染みのあるプッシュ音から「キャー!」と黄色い歓声が沸いた。途中でダンスを挟むとiyoはいつになく大きながなり声で何度もコール、観客もそれに呼応してしっかり返す。大きな歓声の中歌い終わるとiyoは「今日学んだことはベルトに早く穴を開けてズボンがおちないように」とずり落ちそうなズボンを押さえながら話し始めオーディエンスから笑いが起きた。


「1周年ですね。一番ドあたまの最初のBLUE SOUNDSから、、、」突然聞こえた涙声。ズボンの話からのいきなりの変化にオーディエンスも追いつかず、笑い声や戸惑いのどよめきの中、”泣かないでー”との声も上がる。「昨日めっちゃ変な時間に寝て、目赤いし、、」と説明するがやはり泣いているように見える。「初っ端のBLUE SOUNDSからYORO君からDMが来てNoah君もフィーチャリングできるって言われて、ほんとに最初はイベントと言うかカラオケ大会みたいな感じでそれがこういう形になっているというのはすごいと思います。」ズボンを押さえながら話し続けるiyoは最終的にやはりズボンが気になる観客から「気になる―」と言われると「気にしないでー」と笑顔。最後に「DAWN」で自由に音に乗りながらステージをiyo色に染め上げ「iyoでしたー」と明るくマイペースにステージを終えた。



目標は横アリ⁉Lil Noahが一年後にようやく気付いたBLUE SOUNDSの本当の夢


「オレ、社長になりました!」「だけど、変わらずぶち上げていきますのでよろしくお願いします!」Lil Noahが強めに言い放つ。新社長Lil Noah、つい3日前に開催されたバースデーライブで株式会社HOTISの設立を発表したばかりだ。


《忌み嫌われてるのはなんで⁈頭わりぃのは初期ハンデ》シニカルでウィットに富んだリリックが刺さる「Drop City」。フィーチャリングのYOROが現れると2人でステージ前方まで出て熱く煽っていく。2人のCEO対決に会場が熱くぶち上がる。”社長ー!”のコールを背にYOROが去るとLil Noahは「まあまあまあまあ、俺も社長ですがYORO君もCEOってことで、どっちが先に上にいけるか切磋琢磨って言葉が僕らには1番似合ってるんじゃないかと思ってます。YORO君はYORO君でオレはオレでブチかましていきますんでよろしくお願いします!」と語った。


Lil Noahは3日前に新会社HOTIS設立を発表


Lil Noahはここでサングラスを外すとオーディエンスに向かって「この近くに何の会場があるか知ってます?」と尋ねた。「そう横アリ、YORO君ずっと言ってたよね横アリ立ちたいって」と言うと観客から「違うー!Kアリー!!」と訂正が入る。「いやいやいや横アリだって」となかなか認めないLil Noahに「Kアリ」「Kアリ!」そこら中からブーイングが起きる。Noahは誤魔化しながら「まあ、そんなことよりYORO君はみんなのことを大きいステージに連れて行ってくれると思います。でもこれはYORO君一人でやってるものではなくみんなも一緒についてきてくれなきゃ困ります。その時に今日来てるみんなが、久しぶりーって会えたらいいと思います!」「みんなと一緒に駆け上がっていくのがBSだと思うので今後も応援をよろしくー!」というと「YEAHー!!」とのリスポンスと共に拍手が巻き起こる。

ラストはBS人気曲「Hi Life」。《笑顔でHi チーズ!》の部分では実際にカメラにピースマークを向け、フィーチャリングのNils、iyo、が登場するとLil Noahは「騒げー!!」とさらに観客を大きく煽った。

《 無限大に広がる空と海の音 、奏でる歌詞で繋ぐ未来へGo、 過去にはないぜ弾けるFriday 、永遠に願ってwe can make Hi Life !!》

前向きで一直線なリリックがステージを無限に輝かせる。クラップで大盛り上がりの中、大歓声を浴び、最後に新社長は「YORO君が行きたいのってKアリーナらしいよ」としれっと訂正しながら去って行った。



青い鳥を歌い、Nilsはらしさ全開でBLUE SOUNDSを祝った。


「最後までみなさんといい一日を作って行きましょう、Nils始めます!」一人ステージに残ったNilsは前を見据えしっかり挨拶すると今年2月に発売された初EPの中から「Make up your mind」を歌い始めた。ミディアムテンポな楽曲でリズミカルに会場に爽やかな風を吹かせる。


Nilsは新曲「RASHISA」であなたらしさを大切にというメッセージを贈った。


「友達とか連れてきたことなかったんですけど、こう見えてもいます、友達」とモデル時代からの友達で今日がソロとして初ステージだというRYUHEIを紹介した。RYUHEIが「実は僕3月末までグループにいたんですよ。」と話し始めるとNilsの初めてのゲストに興味深々な観客から”へー”と素早いリスポンス。するとRYUHEIは「反応めっちゃいい!チップ払っていい?」と心配していたアウェイ感を払拭された喜びで軽口も飛び出す。初登場にしてなかなか饒舌なRYUHEIのおかげでさながらトークショーのようなMCが続く。「2人で並ぶとこうなっちゃう」と普段しっかりと伝える熱いMCをするNilsのくだけた一面も垣間見れた。



「こんなあったかい空間にいることができて幸せです。」RYUHEIがいうと暖かい拍手が起きた。

自分の親友に書いたというバラード楽曲「ルリビタキ」を2人で披露。ルリビタキは美しい青い羽を持った幸福の青い鳥。BLUE SOUNDSにぴったりだ。

《折れかけた翼大丈夫、貴方はただ幸せ送る役目終えたルリビタキ。今は誰かの為にこれからは貴方のために羽ばたいてMore free than anyone 心から届けたいこのMY SONG》2人はピアノの音色にあわせ美しいハーモニーを響かせ友の未来とオーディエンスの幸せを願った。

ラストはNils1人で1年間たくさんの人に支えられてきた感謝を述べこれからもこの最高の場所を守り続けていきましょうと代表曲「個の時代」を魂を込めて歌い締めた。



HIPHOPも大丈夫⁈HADYはBSをバースで撃ちまくる。


「こんばんは、HADYでーす!」明るく陽気に登場したのは元NIKの韓国人メンバー、CEOのYOROとは旧知の仲であるHADY。初回BLUSOUNDSから節目ごとに出演しているHADYはBLUESOUNDSでもすでに顔なじみのゲスト。一緒に歌える楽曲「let’s make some love」。”Oh Oh Oh Oh-!”とサビではみんなで大合唱。音圧の強いパワフルな歌唱はまた一味違った凄味がある。



HADYのクールなガン撃ちポーズに会場が沸く。

「HADYのステージ始まりました。待ってた人―!」大きな体格でイカつめに見えるHADYだがMCでは流暢な日本語であるが少しの拙さがかわいらしく響く。思わす会場から”かわいいー!!”声が飛ぶと、「知ってるよ!もう生まれつきがそうなんだから!」と返しもジョークを交えて完璧。

「まずこんな素敵なライブに参加させていただきありがとうございます。正直、前回は慣れてなくて、最初何歌えばいいんだろうっていう悩みがあったんです。で、そこからHIPHOP的な歌をいっぱい歌おうと思ったのですが、1回目やってみたら皆さんのノリが良すぎてじゃあ見せたいやつ見せようと思った」と話すと観客から”オー”と歓迎の声が上がる。

「皆さんがこんなに応援してくれるからこれからも頑張っていきたいと思います!」と「break」ではまだあるかと驚かされるほどの多彩なフロウを次々と繰り出した。高速ラップでは”ヒュー!!”と観客から称賛のコールが巻き起こる。ラスト去り際にはまた別人のように可愛く手を振りながらにこにこと去った。



BS1周年、このネタだけは外せない⁈roomRがトリで拾ったドレスコード。


《Dobi-Dobi、Dobi-Dobi、》と聞き馴染みのあるフレーズが流れる。「みなさん、すぐにDobi-Dobi(ドビドビ)いけるのわかってるんで、新しいバージョンのDobi-Dobiいけますかー!!」REIJI(roomR)が高らかに声を上げ「行くぞ!」と合図を下すと《Dobi-Dobi》 ”Dobi-Dobi!” 1フレーズ目から揃った大合唱。「Dobi-Dobi」は昨年のBLUE SOUNDSでも毎回披露されてきたroomRの代表曲。BSぶち上げソングとして周知の曲だが2025年Ver.のremix版は酩酊感のあるようなBGMのループがさらに焦燥を掻き立てる。

あまりの歓声にMCがかき消されてしまうほどの中、そのまま矢継ぎ早に「Pay Back」が続く。タオルや腕を回しながら”Pay Back!”と大きくリスポンスを返すオーディエンス。すると舞台袖から《Bet Bet Bet!!》とYOROが腕を振り回しながら現れさらに盛り上げる。

《Pay Back》 ”Pay Back!”《Pay Back》 ”Pay Back!” リスポンスが食い気味に鋭く響きトリにふさわしい大盛り上がり!止まらない歓声の中「改めましてBLUE SOUNDS最後まで盛り上がっていけますか!」「roomRです!」とRICK(roomR)がやっとひと息ついたかのように挨拶。


「1個文句言ってもいい?」REIJIがここで話し始めた。「BLUE SOUNDSのドレスコード守ってるの俺とYORO君ぐらいしかいない」と不満を表すと会場から笑いが起きた。確かにBLUE SOUNDSは”青のグッズを身に着けてくること”というドレスコード設定があったはずだが、出演者は昨年から好き勝手な色で現れほとんど守られていない。かくいうREIJIも腰にブルーのシャツを巻いている程度でかろうじて守ってるに過ぎない。RICKは黒い腕時計を「ほら」と差し出し、ここにちっさい青があるとブルーをCEOに確認させた。「見えなーい」と客席からは笑い交じりのブーイング。実は今日は他にもブルー衣装のアーティストはいたのだが、このCEOを交えたドレスコード話はBLUE SOUNDS鉄板ネタ。もはや観客もただそれを楽しんで聞いている。

「でもね、みんなね、心の炎は青い炎で」YOROがさすがのフォローを入れると”ウォー””優しー”と称賛の声が上がる。こんなCEOの心のブルー話を聞いて落ち着くのもBLUE SOUNDS。

物理的にはほぼほぼブルーが消えていきつつある2年目のBLUE SOUNDS。これからも誰かがこんな風にドレスコードを語り繋いでいってくれることを願いたい。



トリで現れたroomRはラスト大熱狂のステージを穏やかにクールダウンしていく。

「ブルサンファンみたいなBLUE SOUNDSを愛してくれる人に出会えたことも嬉しかったけども、やっぱこんなイケてるアーティストたちと音楽をやれてることことがすごい幸せです!」とYOROが言い「ありがとう」とお互いに感謝を交わす。

「これでBLUE SOUNDS最後の曲になっちゃうんですけどみんなもノレる曲になってるんで、Let’s finish!」「After Party」でグルーヴィーにクールダウンしながら大熱狂のパーティの幕を閉じた。



「1周年皆さん来てくださってありがとうございます!」エンディングの前にYOROから次のBLUE SOUNDSが8月16日名古屋で開催されることが発表された。「横浜の方も東京の方も新幹線でパァーと来てください!みんながこうやって一緒に来てくれたら嬉しいと思います!」

「本当にこのBLUE SOUNDSの仲間と一緒にここまで来られたことも嬉しいし、こっからもっともっとデカくしていきたいと思っているのでこれからもよろしくお願いします!」YOROは出演者全員ステージに呼び戻し一人一人紹介、そしてDJ Sorajiにも再び感謝を述べた。さらには1年間一緒にBLUE SOUNDSを盛り上げてくれたオーディエンスにも感謝し、「これからも皆さんと一緒におっきいステージに行きたいと思いますのでこれからもよろしくお願いします」述べると観客からさらに大きな拍手喝采が贈られた。


ラストに初回4人(YORO、 iyo、 Nils、 LilNoah)の時に作ったというBLUE SOUNDSの定番曲「I do」が始まる。


「I do」でラスト全員でステージに上がる。


《Are you there for life 好きにやれよlife, Are you there for life 》

たくさんの出演者でぎゅうぎゅうのステージは音楽好きな仲間たちでびっしり埋まりながらフロアを揺らし続けた。オーディエンスもまた幸せな空間の中、惜しみない歓声でそれを見送った。

ーー音楽で好きを自由に表現できる場所BLUE SOUNDS。アーティストはお互いに切磋琢磨を続けそれを見守るオーディエンスの目は暖かい。2年目の始まり特筆すべきは客席の一体感。常にステージと対話を続けながら進んでいくパフォーマンスは相乗効果で最高の景色を更新した。これからはアーティストのみならずフロアの成長も楽しみにしていきたい。




◆BLUE SOUNDS ~1st Anniversary~◆ 2025年4月6日(日)新横浜LiT 主催:46Records


▼下記にインタビューとアーティストコメント有▼


【セットリスト】


《オープニング》

1.Dear my friends


《YORO》

1. NEGAPOSI

2. Cider

3. Black Sky feat. dia

4. Make Up feat.HADY

5. Sorry not sorry feat.AiVORY


《安藤優》

1. to TOKYO feat.roomR

2. FWB feat.iyo

3. no title

4. BARIBARI feat.Lil Noah

5. Trill feat.YORO

6. 楽C赤坂 feat.YORO,okano_skywalker


《okano_skywalker》

1. Pop it Tag feat.安藤優

2. OBSESSION

3. OnMyWay

4. Flashbomb


《iyo》

1. i love

2. wake up

3. by your side

4. Like l Do

5. Feel Like

6. DAWN


《Lil Noah》

1. KoiKoi

2. Drop City feat.YORO

3. What you mean? feat roomR

4. 君のプレイリストに僕はいない

5. Hi Life feat.NIis,iyo


《NIis》

1. Make up your mind

2. Tegami feat.RYUHEY

3. RASHISA

4. ルリビタキfeat.RYUHEY

5. 個の時代


《HADY》

1. way to rich

2. let’s make some love

3. king

4. break


《roomR》

1. Vol.1

2. Dobi-dobi

3. Pay Back

4. After Party


《エンディング》

1. I do(BLUE SOUNDS Ver.)


■出演アーティスト

YORO(46Records CEO) 楽曲:www.youtube.com YORO | TuneCore Japan

iyo 楽曲:linktr.ee/iyo0507

Lil Noah 楽曲:www.youtube.com/@LilNoah_kosei / Lil Noah | TuneCore Japan

NIis 楽曲:NIis lit.link(リットリンク)

安藤優 (46Recordsアーティスト) 楽曲:安藤 優 | TuneCore Japan / www.youtube.com/@andouyoutube

okano_skywalker 楽曲:okano_skywalker | TuneCore Japan /www.youtube.com/@okano_skywalker8850


HADY 楽曲:HADY | TuneCore Japan

roomR (@razyyyyy_msb / @rick_msb ) 楽曲: roomR | TuneCore Japan / (1) roomR – トピック – YouTube

-Guest Artist-

・AiVORY@aivory_official 楽曲: AiVORY OFFICIAL SITE lit.link(リットリンク)

・dia @_diamusic_ 楽曲:dia | TuneCore Japan

・RYUHEI @_ryuhey_16 www.youtube.com/@ryuuukun_16

-DJ-

・DJ Soraji @taichi_kihara11



🌐BLUE SOUNDS Official SNS🌐

Instagram : https://www.instagram.com/bluesounds.official/

TikTok:https://www.tiktok.com/@bluesounds.official

X(旧Twitter):https://x.com/BLUESOUNDS2024

46Records Official SNS

Instagram:@46records_official

Youtube:www.youtube.com/@46Records_official




【インタビュー】BLUE SOUNDSって何が違うの⁈ YOROに聞いてみた!


1周年を迎えた大躍進中の「BLUE SOUNDS(ブルサン)」。昨年末のFINALではチケットがSOLD OUTするなど大注目のイベントだ。その人気の秘密を主催46RecordsのCEOでオーガナイザーでもあるYOROに尋ねた。



ーー1周年おめでとうございます!改めてBLUE SOUNDSってどんなイベントかご紹介いただけますか。

BLUE SOUNDSは僕たちが本当にかっこいいって思うソロアーティストやユニットなどで、自分たちで曲を作ったりしてるアーティストを集めて、その場でしか生まれない科学反応を楽しんでもらうためのイベントです。出演者同士のリスペクトに基づいた一体感、アーティストとお客さんの距離の近さっていうのが他のイベントとは違うところですね。予定調和ではないライブならではの熱量から生まれるグルーヴを大切にしています。


ブルサンファンの登場は嬉しい驚き

ーー初めて開催されたのが去年3月ということで、初回の時にYOROさんが思い浮かべてたBLUE SOUNDSのイメージと実際1年経ってからのBLUE SOUNDSと何か違いがあったりしますか?

当初は純粋に良い音楽を共有する場として始めたんですけど、回を重ねるごとに予想以上にアーティスト同士仲良くなって絆も深まって、じゃあ新たに一緒に曲作ろうよ、なんてコラボレーションが生まれたり、

またお客さん自身もブルサンのファンとして、誰が出てるからじゃなくてブルサンだから行こうよ、みたいな”ブルサンファン”っていうのができて、イベント全体を愛してくれたのが本当に嬉しい思いでした。

単なるライブイベントではなくて、また一つの温かいコミュニティができているのかなと感じました。


ーー”ブルサンファン”とてもおもしろい特徴ですね。そういったイベント自体のファンが出てきたというのは何か原因や理由を思い当たることはありますか?

ブルサンに行ったらいい音楽やコラボだったり、またみんなの熱い思いとかが乗ってる曲に出会えるっていう期待感を持ってくれてるのかなって思ってます。みんな本当に作る曲の質が高くて、あ、この曲iyoっぽいなとかそれぞれの味もあって、そんな中でそれぞれがリラックスして仲間とやってるクルーみたいな特別な空気感が本当に魅力なんじゃないかなって思います。

僕たちもいろんなイベントとか出てるんですけど、その中でもブルサンは安心するんですよ。楽屋とかも気を使わない仲間たちしかいないみたいな部分がすごいやっぱり良くて、だけどその度ごとに毎回違う気分の傾向とかがあって、そこから一度きりの経験を提供できているかなって思います。

それがイベント自体のファンを増やしているのかなという風に感じてます。


偶然の連鎖で生まれた本のようなストーリー

ーーアーティストさんが皆さんすごく魅力的ですよね。一人一人個性もそうなんですけど、打ち出しているものもそれぞれ違うじゃないですか。こういう素敵な方々を、どういう基準で選ばれているのですか?知り合ったきっかけなどを教えていただけますか?

もともと、iyoに関しては誰かの紹介とかではなくて、このアーティスト作る音楽めっちゃイケてんなって思って僕がDMをしたのがきっかけです。元々は自分がフィーチャリングで何か曲を一緒に作りたいと思い連絡したんですけど、ちょうどその時自分がBLUE SOUNDSという主催イベント始めようかというタイミングで、じゃあまず一発目来てよっていうところから輪がどんどん広がっていって、全部1人1人を探して集めたっていうよりかは何故かいいメンバー集まったな、みたいな気持ちで偶然の連鎖でもあります。


だから僕は結構MCとかでも言ってるんですが、こんなところで音楽ができて本当に素敵な仲間に囲まれてるなって思うし本当に幸せです。

最初エイプリルツアーをやったんですけどその時にiyoとNilsとLil Noahをレギュラーにして、その時は安藤優もroomRも来たしその後のイベントでもまた会ったりして、みんながちゃんと初回のイベントで覚えてくれていて何故か1回きりにならないんですよね、なんか本のようなストーリーみたいな感じです。

そんなだんだんと家族が増えるみたいになってることも不思議ですし、なんかそういう空間のイベントになっている思ってます。メンバーのみんな今このメンツでこうやってやれてるのもある意味、奇跡なんだなって思ってるし、だからこそ大切にしたいなと思ってます。


ーー別にYOROさんがメンバーを選ばれたっていうわけじゃなくて。

そうですね。もちろん僕が主催なんで選ぶこともあるんですけど、今こうやって実際にメンバーとして残ってて今もこうやって一緒にやってる面々は、そういう偶然であったり、なんかフィーリングが合う仲間達がやっぱり今も残ったんだっていう感じがしてます。


今後のBLUE SOUNDSは四六時中⁉

ーー最後にファンの皆さん楽しみにしてると思いますが、ブルサンの今後の展開や新しい挑戦などについて教えてください。

BLUE SOUNDSが持つライブならではの一体感みたいな部分はこれからももちろん大切にしていきたいです。1年目はイベントそのものを皆さんにたくさん体験していただくために回数も10回やったりしましたが、2年目以降はさらに可能性を広げて、ライブイベントだけではなくてそれこそ四六時中さまざまなメディアを通してコンテンツに触れられる、BLUE SOUNDSの世界観だったり魅力を感じていただけるようなメディアミックスのような形でイベント全体を昇華していきたいなと思っています。

月に一度のイベント開催とかだけではなくて、ファンの皆さんの中に常に頭の中にBLUE SOUNDSがあるようなイベントにしたいと思ってますね。今後の発表をぜひ楽しみにしていただきたいですし、もっと身近にもっと深く、BLUE SOUNDSというイベントを感じていただけるんじゃないかなと思っています。

⏩2025年8月16日に名古屋でBLUE SOUNDS開催決定を発表!続報お楽しみに!


【祝1周年!】出演アーティストコメント

・okano_skywaiker

BLUE SOUNDS初参戦でした!

演者とお客さんの一体感とバイブスやばかったです!

この俺らの音楽もっと広げられるって思いました!


・HADY

BLUE SOUNDS素敵なアーティストさん達と一緒にステージができて嬉しかったです!

たくさん楽しんでくれた皆さんにも感謝です!

これからもよろしくお願いします!


・lil noah

BLUE SOUNDS 1周年という大きな節目にYOROくんをはじめみんなと一緒に駆け抜けれたこと本当に嬉しく思います。

お客様とアーティストが一緒に作り上げるそんなBLUE SOUNDSが大好きです

これからも続いていく中で自分自身もより一層頑張っていきますので引き続きBLUE SOUNDSとLil Noahの応援よろしくお願いいたします!


・iyo

BLUE SOUNDS 1周年YOROくんからのDMから始まり初回から出させて頂いてますが、イベントとしてかなりの成長を遂げて素晴らしい事だなと思います

更に良いイベントになるようサポートさせて頂きます

今後ともよろしくお願いします!


・NIis

BLUE SOUNDS1周年おめでとうございます!

この1年を振り返ってみると自分自身もアーティストとして凄く成長させてもらったなと感じます。

感謝です。

2年目もBLUE SOUNDSと共にNIisもパワーアップできたらと思います。


・REIJI(roomR)

記念すべきBLUE SOUNDS 1周年を素敵なアーティストたちと、そして素敵なファンの方々とお祝いできて本当に嬉しかったです!

僕らroomRも、BLUE SOUNDSもまだまだデカくなるので、これからも応援よろしくお願いします!


・安藤優

BLUESOUNDS1周年おめでとう御座います。

回を重ねるごとに進化していくイベント、BLUESOUNDSならではの LIVE感が病みつきになります。

いつも本当に感謝しながら、楽しませていただております。ありがとうございます!

これからも益々のぱわわっぷ楽しみです!


・RICK(roomR)

BLUESOUNDS1周年おめでとうございます🌐

YOROくんが大きな目標を掲げて、先頭に立ってくれたらこそ、今の活気あるBLUESOUNDSがあると思っています!

roomRも素敵な仲間の一員として迎え入れてくれた事を感謝していると同時に、よりこのシーンを大きくするために動いていくので、これからも皆さん要チェックでお願いします🏃



・DJ Soraji

BLUE SOUNDSは第1回目の時からDJをさせていただいて、こうやって1周年が迎えて、本当に凄いことだなと思いました。

ここからもっともっと大きなシーンが作られていって、一緒に盛り上げていきたいと思います!

1周年おめでとう!!

これからもよろしくお願いします!


■ 写真ギャラリー 写真 : Sho Hayakawa

okano_skywalker


iyo


Nils


HADY


roomR


YORO


dia


Big up BLUE SOUNDS!!



BUZZチケ編集部注目ポイント

音楽でつながるということを心の底から体感させてくれるイベント「BLUESOUNDS」

2年目を迎える今年も彼らの進化に目が離せない、、、、