【イベントレポート】熱狂とトレンドが交差する『超WEGO 2025』
「推せて幸せ」「最高すぎる!」。昨年度も開催された1日限りのスペシャルイベント「超WEGO」の第2弾が、8月30日(土)にWEGO原宿店にて開催された。10代を中心に大型イベントやYouTubeなどで人気を誇る「超十代」と、ファッション&カルチャーを軸に10代からの支持を集める「WEGO」が作り上げた「新感覚のスペシャル体験型店頭フェス」が、夏の最後にファン待望の贅沢な体験を実現させた。
今年度の「超WEGO」には、総勢30名以上の今をときめく「超十代メンバー」が出演。Z世代から多大な支持を集めるインフルエンサー・モデル・アーティストが一堂に会した。昨年度に大好評だった撮影会やDIY体験、LIVEやトークショー、屋台などのエリアに加え、今年度はカラオケエリアも登場。若い世代のトレンドの最前線が詰まった特別な祭典となった。
【超屋台エリア】
会場の入口左手すぐに設置された「屋台エリア」。ここでは、超十代メンバーが自ら接客を担当した。ファンにとっては、「憧れのインフルエンサーに接客をしてもらう」という夢のような体験が叶う特別な場所だ。さらに、今回は協賛の「世界のお菓子の量り売り」会社、「CANDY A☆GO☆GO」とのスペシャルなコラボも開催。ドリンクや店内商品の購入者には、超WEGO限定のコラボ商品『CANDY A WEGO!』のお菓子がプレゼントされた。
SNSでの姿よりも一層輝くリアルな笑顔でドリンクをファンに手渡していく超十代メンバー。その様子に、ファンは「会いたかったんです!」「TikTok見てます!」とこぞって感動した。中には「あっち向いてホイ」で超十代メンバーと盛り上がるファンも。販売列は常に長蛇の列だったが、終始途絶えることなくファンが押し寄せた。超十代メンバーがファン一人ひとりに丁寧に向き合う姿が印象的で、Z世代の憧れという遠い存在でありつつも親近感を覚えさせるインフルエンサーの魔力に、空間全体が魅了されていた。担当した超十代メンバーはここみん、山本雪菜、久保田海羽、夏川メガン、瀬乃真帆子、田中陽菜、内山優花、沢田京海(トメイトゥ)、本望あやか、実熊瑠琉、古園井寧々、平松想乃(計12名、時間順、ひと時間あたり2名ずつ)。
【プリエリア】
WEGO原宿店のレジ横には、プリクラ機が常設されている。今回は「超十代メンバーと一緒にプリクラを撮影できる超・特別企画」が催された。Z世代にとって、プリクラはトレンドの第一線だ。憧れのインフルエンサーと共にプリクラ機に入り、一度限りのプリクラを並んで撮影する時間は、ファンならば誰もが渇望する贅沢な体験だろう。会場には「推し」インフルエンサーのプリクラ写真を印刷し、うちわやボードにして携帯しているファンも多数見受けられ、「推しのプリクラ」の絶大な人気を感じさせた。
今回は店内で3000円以上購入した女性を対象に、指定の「プリチケット」が先着順に配布され、店内は早朝からチケット狙いのファンが殺到。貴重な機会を逃すまいとするファンの熱量が感じられた。担当した超十代メンバーは、田仲埜愛、藤田みあ、せらぴー(土屋惺来)、谷田ラナ、瀬乃真帆子、瀬川陽菜乃、本望あやか、実熊瑠琉 (計8名、時間順、ひと時間あたり2名ずつ)。
【フォトブースエリア】
会場の出口付近には「超WEGO特別仕様」のパネルが設置された。ここには、来場者が「推しへの愛」を思い思いに書き込むことができる。パネルは色とりどりのペンで書かれた、「大好き!」「推せて幸せ!」といった応援の言葉で埋め尽くされた。また、ファンが会場を去る直前にパネル前で記念撮影をする姿も見られた。自らの応援の気持ちが文字に刻まれたパネルは、ファンにとっては形に残る唯一無二の思い出となったことだろう。
さらに、パネル横には、超十代メンバーにファンレターやギフトを贈ることができる「プレゼントBOX」も設置されていた。「可愛くて頭よくて憧れです」「応援してます」といった言葉と共に、超十代メンバーの名前が丁寧に記された贈り物が詰め込まれたBOXは、本イベントが大勢のファンから支持されていることを改めて実感するものとなった。
【DIYエリア】
レジ付近の「DIYエリア」では、ファンが超十代メンバーと共同で作業できる「私物アレンジ体験」が展開された。TikTokやInstagramで根強い人気のある「DIY」。「Do It Yourself」の略称で、プロに頼まずに自力で家具や小物を修繕・リメイクする活動全般を指す。今回はネームタグやワッペン、ステッカーを活用した制作体験が行われた。世界で一つだけのオリジナルグッズを生み出せるDIYは、自分用は勿論のこと、プレゼント用にも大活躍のアレンジ方法だ。
設置場所がレジエリアに近いこともあり、エリアは常に大混雑。しかし、「憧れの超十代メンバーと共同での私物DIY体験」というファンも驚きの貴重な機会に、皆が目を輝かせて長蛇の列に並んだ。超十代メンバーとの共同DIYを終えたファンからは、「面白すぎた!」「〇〇ちゃん最高すぎる!」といった声が上がり、ファンのみならず超十代メンバーも創意工夫の元にDIYを楽しんだ様子が伝わってきた。
各時間の参加チケットは先着順に配られたが、配布は即終了。エリア外では、ファン同士が制作したオリジナルグッズを見せ合う光景が広がり、ファンにとって特別な体験となったことが伺えた。担当した超十代メンバーは、久保田海羽、夏川メガン、瀬川陽菜乃、田中碧空、早坂あい、早坂ゆう、古園井寧々、平松想乃、内山優花、沢田京海(トメイトゥ) (計10名、時間順、ひと時間あたり2名ずつ) 。
【カラオケエリア】
「カラオケエリア」には、楽曲の「サビ」のみを歌うことのできる JOYSOUNDの新サービス「サビカラ」の体験ブースが設置された。
参加者はヘッドホンを装着し、選択した楽曲のサビのみを歌う仕組みだ。「怪獣」や「イケナイ太陽」、「倍倍FIGHT!」など、SNSで話題の楽曲が次々と歌われていくと、周囲のファンもタンバリンを叩いたり、共にサビを口ずさんだりと「サビカラ」の機能を全力で楽しんだ。TikTokやInstagramなどの縦型ショート動画では、楽曲のサビのみが流行することも多い。そのようなトレンドの中で、「サビだけは聞いたことがある」「サビの部分だけ気持ちよく歌いたい」というZ世代の需要を捉えた「サビカラ」の機能に惹かれたファンも多かったのではないだろうか。
【レジエリア】
WEGO原宿店の普段のレジに、超十代メンバーが登場したこちらのエリア。今をときめくインフルエンサーたちが、まるでWEGO店員のように商品を受け渡す姿は、ファンにとっては見逃せない。ファンは事前に公開されているタイムテーブルに合わせ、「推し」の超十代メンバーがレジを担当する時間に合わせて列に並ぶ。レジ付近は常に混雑し、その熱気は最高潮。レジで接客する「推し」の姿を一目見ようとするファンの姿に、超十代メンバーも嬉しそうな顔を浮かべていた。
商品の受け渡しの際には、超十代メンバーとファンが自然と笑顔でハイタッチを交わす瞬間も。SNS越しの視聴やコメントは全く異なる、リアルな距離感でインフルエンサーと交流できるこのエリアは、終始大盛況であった。今回担当したメンバーは、時間順に早坂あい、早坂ゆう、関谷瑠紀、宮迫翠月、田仲埜愛、藤田みあ、寺島季咲、百田汐里、田中陽菜、田中碧空、せらぴー(土屋惺来)、谷田ラナ、おさき、さくら(計14名、時間順、ひと時間あたり2名ずつ)。
【ステージエリア】
1. 真夜中のDJミッフィー
超WEGOステージエリアのトップバッターを飾ったのは、音楽クリエイターの「真夜中のDJミッフィー」だ。TikTokで「バズった」トレンド曲や平成のヒット曲など、J-Popを中心にジャンルを超えたミックスをSNSで公開し、若者から支持を得ている。
「盛り上がってくれますかー? いぇーい!」の一声で、会場は爆発的に盛り上がった。最新ヒット曲から懐かしい曲まで、幅広いジャンルが流れる中、ファンは頭を揺らしたり、TikTokで流行した振り付けを再現したりと、「超WEGO」ならではのDJアレンジを全身で楽しんでいた。
懐かしい楽曲には歓喜の声が上がり、SNSで話題のアイドルソングが流れると、ファンは全力で踊って楽しんだ。さらに、「猫ミーム」や「ブレインロット」などネット発のミームがEDM調にアレンジされると、会場は驚きの声に包まれた。「真夜中のDJミッフィー」のセンスが遺憾なく発揮されたステージだった。
アイドルソングでは、「=LOVE」の「とくベチュ、して」や「CANDY TUNE」の「倍倍FIGHT!」、「iLiFE!」の「会いにKiTE!」などが流れ、超十代のメンバーもこれらの音源を使ったダンス動画を発信しているため、ファンは振り付けを完璧に再現。Z世代特有の「振り付け」を皆で共有する空間は、祭典ならではの魅力を感じさせた。
トップバッターとして盛り上げた真夜中のDJミッフィーは、4番目のステージにも再登場。「ILLIT」の「Do the Dance」をはじめとしたK-POPや、「Aiobahn +81」の「天天天国地獄国 (feat. ななひら & P丸様。)」、「のりぴー」の「右肩の蝶 feat. 鏡音レン」など幅広い楽曲をアレンジ。最後の一音が鳴り終わると、会場は自然と拍手喝采に包まれた。SNSで話題のDJ音楽がリアルの空間に出現した、新鮮なステージであった。
ステージエリアの2番手として登場したのは、16歳の高校生アーティスト「AislE」。音楽、ファッション、オリジナリティを遊び心で融合させる「自己発信型アーティスト」として知られ、独自の世界観に魅了される人も多い。登場と同時に「客席、盛り上がってますかー!」と呼びかけると、観客は大きな声で応えた。澄んだ歌声と力強い表現力で、会場は一気に引き込まれた。
2.AislE
MCでは「WEGOコーデ」での登場をアピール。「WEGOの服来ちゃいました!かわいい?」と呼びかけると、「かわいい!」と大歓声が沸き起こった。あどけなさと大人っぽさが入り混じる笑顔で観客と目を合わせながら、全5曲を力強く歌い上げた。3曲目の「だって with you」は、MVに超十代メンバーが出演しておりステージをさらに盛り上げた。5曲目には最新2ndシングル「9」を披露し、高校生とは思えない実力派の歌声を披露した。
3.超十代チャンネル 公開収録
ステージエリアの3番手は、「超十代チャンネル」の公開収録。超十代メンバーのファンが殺到し、MCが「どの子を待っていますかー?」と呼びかけると、観客は推しの名前を大声で叫び、会場は最高潮に。
大歓声に迎えられ、レギュラーメンバー8名が登場。ファンはボードやデコうちわで「推し愛」をアピールし、公開収録が始まると、軽快なトークや息の合った掛け合いで会場は笑いに包まれた。
メイン企画は昨年好評の「コーデ対決」。平松想乃と瀬川陽菜乃が代表者として登場し、それぞれ「コーディネートする側をやってみたかった」「される側は少し緊張」とコメント。両チームが気合十分で挑み、着替えの時間にはファンとの交流ミニコーナーも実施された。
質問コーナーでは得意料理やヘアケア用品の話題に。超十代メンバーから「エッセンシャル」「マシェリ」「Ululis」「ReFa」といったブランド名が挙がると、ファンも共感の声を上げた。また、観客の出身地を尋ねる場面では、九州から来たファンの手が上がり、メンバーも驚きの表情を見せた。
完成した「WEGOコーデ」に身を包んだ2人が登場。トレンドを取り入れつつ個性を活かしたコーデに、ファンは「可愛すぎる!」と大興奮。最終的には、平松想乃チームが勝利。瀬川陽菜乃チームも健闘を称えられ、会場は温かい拍手に包まれた。
最後は写真撮影タイムで締めくくられ、メンバーは「すごく幸せでした!」とコメント。ファンも大歓声で送り出し、1日限りの特別なステージを楽しんだ。
4.おさき&さくら トークショー
Z世代に絶大な人気を誇るモデル・インフルエンサーのおさき&さくらが登場すると、ファンは「おさきー!」「さくらー!」と大熱狂。WEGOプレスマネージャーの登美幸さんとMC大倉士門を交え、待望のトークショーが始まった。
まず2人は、WEGOとの関わりや普段からの愛用、小学生時代からの思い出、コラボ企画について語った。知り合って7年になる2人は、お互いの「知られざる一面」も披露。おさきは「さくらは意外とネガティブ」と暴露し、さくらも「家族のような存在」とおさきを評するなど、深い信頼関係を見せた。
トークは秋冬のファッショントレンドへ。登美幸さんは「ガーリーとカジュアルの融合が注目」と紹介し、おさきは「平成女児ブーム」に惹かれているとコメント。さくらの「ファッション以外のハマりごと」では「カンジャンケジャン」と即答し、会場は爆笑。東京以外の店にも行く予定だと語り、2人の絆を見せた。
質問コーナーでは、互いの好きなところや最近のマイブームについても言及。おさきは「人形集め」、2人の最近の思い出は「ハワイ」、そして「一番の思い出」は「タコパ」と息の合った回答でファンを沸かせた。
最後は、おさきが「暑い中ありがとう!」、さくらも「また会いに来てね!」と感謝を伝え、写真撮影タイムでファンと交流。2人の魅力と友情が存分に伝わる貴重なトークショーとなった。
5.君と見るそら
女性アイドルグループ「君と見るそら(通称キミそら)」のスペシャルライブが披露された。超十代がプロデュースするインフルエンサーアイドルで、先日は「TOKYO IDOL FESTIVAL 2025」にも出演した注目グループだ。本日は石川涼楓さん、高鶴桃羽さん、新塘真理さん、内山優花さんの4人が登場し、可憐さと快活さを兼ね備えたダンスと歌声で会場を魅了した。
まずは「待っていてね。」「好きって。」などの王道アイドルソングが披露され、続く「遠回りがいいっ!」では動画撮影も許可され、ファンはスマホを手に熱狂。純真な恋心を歌う楽曲に、会場中が大声のコールで応えた。
MCでは、9月13日から始まる4大都市ツアーや新衣装披露の告知が行われ、グループの躍進ぶりを示した。
全パフォーマンス終了後、メンバーは笑顔で「去年より熱気があって楽しかった。ありがとうございます!」と感謝を述べ、「来年も超WEGOでさらにパワーアップした姿を見せたい」と意欲をアピール。特別なステージを存分に楽しませた「キミそら」のスペシャルライブは、歓声と期待に包まれ幕を閉じた。
6.谷田ラナ&光島叶倭トークショー
WEGO制作の縦型ショートドラマ「WE5」に出演中のモデル・インフルエンサー、谷田ラナと光島叶倭が登場。撮影現場の雰囲気や今後の挑戦、お互いの趣味について語った。
開幕早々、2人は楽しげな様子を見せ、光島は「サーフィンにハマってます。かっこいいから始めました」と話すと、谷田は「チャラそうなイメージありますね」と冗談交じりにコメント。
今後の挑戦では、谷田が「お芝居を極めたい」、光島が「ランウェイに挑戦したい」と意欲を語り、「WE5もぜひ見てください!」と作品の魅力もアピールした。出演者は5人で、それぞれの個性に注目してほしいとのこと。
会場からの質問タイムでは、MBTI診断で光島は「ENFJ(主人公)」、谷田は「INFP(仲介者)」と回答。香水の話題では、谷田が「CHANELの最近出た丸いやつ」、光島は「モスキートの白」と明かした。
好きなタイプについて、光島は「ストイックに頑張る子」、谷田は「高身長でムキムキなイケメン」と率直に回答。「旅行に行くなら?」の質問では、谷田は「海」、光島は「沖縄」と答え、夏らしい話題で会場も盛り上がった。
人生で一番面白かったこととして、光島は「WE5の現場」、谷田も「撮影現場が本当に楽しかった」と語り、作品への思い入れの深さを見せた。
最後に谷田は「暑い中来てくださってありがとうございました」、光島は「実際に話すと伝わるので嬉しかった」と感謝を述べ、写真撮影タイムを経てトークショーは終了。自然体の2人の魅力がファンに伝わり、今後の「WE5」への期待が高まるステージとなった。
7.西山ダディダディ
TikTok総再生数3億回を超える大注目クリエイター・西山ダディダディが登場し、トーク&スペシャルライブを披露した。
冒頭では「超十代ってイベントなんですよね?僕、超三十代なんですけど…大丈夫ですか?」と会場を笑わせ、質問コーナーも展開。「家はどこですか?」には「東京都港区の白金です」と明かし、「好きな人は?」には「めちゃくちゃ女好きです」と率直にコメントした。憧れの人物は俳優の小栗旬さんで、「若い頃から大好き。ルックスもプロ意識もかっこいい」と語ると、観客から大歓声が上がった。
スペシャルライブでは、TikTokで大流行中の「西山ダディダディ」を披露。ファンとダンスの掛け合いを楽しみ、本人作曲のラップも披露するなど、会場は一体感に包まれた。
ライブ後はSNSでのバズりを振り返り、「一発屋と言われても気にしなくていい。ひとつでも秀でるものがあれば人生は楽しめる」と前向きなメッセージを送った。最後は「超!WEGO!」の掛け声で集合写真を撮影。SNSでは見られない素顔や人柄が伝わる、インフルエンサー世代ならではの特別なステージとなった。
8.FINALE
「超WEGO」ステージのフィナーレでは、出演者全員が登場し、感謝の言葉とともに会場が一体となって大歓声に包まれた。来年への期待感が高まる中、記念撮影やBeReal撮影も行われ、最後は全員で「超WEGO!」と声を合わせて幕を閉じた。


