音楽 イベントレポ 2025年10月06日
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そのシーンの鼓動を生め!!―YORO 1st Album Release Party 『HEART BEAT』開催(※出演者コメントあり)
YORO

取材・文 : Kobou Kadota

写真 : Sho Hayakawa


透明感のあふれた甲高いコーラスが流れる。『HEART BEAT』の幕開けだ。暗転したステージの中央にサングラスをかけて現れたYOROは、噛みしめるように、「Hey、OK YORO…」と小さくつぶやいた。



YOROは暗転したステージからイントロを刻み始めた。

9月28日(日)、46RecordsのC.E.OであるYOROが、自身のファーストアルバム『HEART』のリリースイベントを開催。舞台は、レーベルにとって初のライブハウスとなる代官山ORD.。洗練された空間が、これまでとは一味違ったシックな夜を予感させる。


「MY HEART 、レッツスタート」かすれた声で自ら小さな合図を放つと、YOROは静かに歌い出した。

胸元のブルーのブローチが淡いライトに照らされ輝く。


『MY HEART‐Intro』を歌うYORO


『MY HEART‐Intro』は、グループ時代に抱いたプロデューサーへの疑問から生まれた曲。ストレートな歌詞がリアルに響くと46Recordsの盟友・安藤優がビートを打ち直し蘇らせた。


《スポーツ刈りの少年 TVの前で輝いてたGDに衝撃 密かにいつから憧れたShow case…》物語は、夢を追い始めた少年時代から始まる。音楽の道を志すきっかけとなったスター、GD(=G-DRAGON)への敬意を込めたバースだ。

《学歴優秀ポッと出1位、ただのファッショニスタ》

YOROは自身の歩んできた過去を辿りながら、シンプルなビートの上で次第に熱を帯びていく。

《聞き飽きないこのバースとフロウ!!》ひと際大きくシャウトすると、

《“アイドルラッパー”俺はその呼び名が好き それがいま流行りの“二足のわらじ”…》と高速ラップで気持ちを綴っていく。

《Listen to my voice Listen to of my heart …》

輪廻するようなビートに乗せて最後までバースを吐き切ると、会場からは「YORO!!」と大きな歓声が上がった。


安藤優(DJ YU)が初めてのバックDJ。『AirPods』でフロアを上昇気流へ

「今日はマジでいろんなことを考えながら迎えたので、最高の夜にしたいと思います!」YOROは元気よく挨拶すると、後ろを振り返り今日のバックDJを紹介。

「今日、DJを回してくれるのは46Recordsの安藤優です!」今日がDJ デビューだというDJ YUは、後方のターンテーブルから少し慣れない手つきで、初めてのエアホーンを鳴らし歓声に応えた。


安藤優が初めてのDJに挑戦


“ポーン”と響くシートベルトサイン。上昇気流に乗せられたばかりのフロアは、まるで緊張から解き放たれたかのように一気に開放感に包まれる。

『AirPods』は、Lucas Valentine(ルーカス・バレンタイン)によるプロデュースで、YOROらしい清涼感あふれる一曲。Lucasは今回のアルバム『HEART』で7曲を手がけており、その中でも本作は先行配信されて注目を集めた代表曲だ。

ゆったりとした歌声に合わせて、オーディエンスは笑顔でハンズアップ。会場全体が優しい空気に包まれる。

幸せそうに頬を緩ませたYOROは、次に彼らしく丁寧な声出しのディレクションを行う。アップテンポな『イピカイエ』では、観客が「ウォオーオーオオ!」と大きな声で応え、熱気はさらに高まっていく。

DJ YUも指先でビートを刻むような仕草を見せながら、共に体を揺らし始める。初披露にもかかわらず懸命に声を出す観客に、YOROは大きな感謝の言葉を伝えた。


Ame lil melo(アメ・リル・メロ)の歌声に‟ヤミツキ”

「Ame lil meloー!」とYOROが呼び込むと、最初のゲストAme lil melo(アメ・リル・メロ)が登場。彼は、YOROがNIK活動終了後に所属していたヒップホップクルー「New Young City(※)」の仲間で、先月の名古屋イベント「BLUE SOUNDS」にも出演しており、ファンにはおなじみの存在だ。「アメくーん」と親しみの声も飛ぶ。

※ New Young City―BAD HOPなどを手掛けたプロデューサーGOLD DIGGAの元に集まった次世代型ヒップホップコレクティブ


YOROのヒップホップクルー時代の仲間、Ame lil melo


《お互いの相性はチキンとビーフ》――胸焼けしそうなほど大盛りの恋心をポップに描く片思いソング『ヤミツキ』。長年のラブコールが実現した念願の初コラボである。

《だめだだめだだ》と可愛いサビの途中でスイッチすると、Ame lil meloは、肩まで伸びた金髪を揺らしながらリズムに乗る。《Best much コーラとピザ》と今度は“ジャンク”な恋模様が続き、チューンアップされたボーカルが楽曲全体に浮遊感をもたらす。相反するようで抜群に噛み合う2人のパフォーマンスは、まさにベストマッチだった。

続いて、TikTokでヒットした『slow down』を披露。音源とは一味違ったライブ感あふれる歌声でフロアを共鳴させ、最後はピースサインで感謝を伝えてステージを後にした。


HADYとYOROを振り回す‟テンジャン”女

「次もビート曲になるんですけど、準備できてますか?」と煽るも、なぜか客席からの返事はいまひとつ。「準備できてないじゃん!!」とYOROは笑いながら「ないじゃん!てんじゃん」「テンジャン!」と突然の曲振り。絶妙なタイミングでビートが始まりHADYが登場。HADYはDJ YUと視線を交わしながら楽し気にピースを掲げる。


HADYとコラボ曲『テンジャン』を披露


激しめのビートに乗せて披露されたのは、HADYとのコラボ曲『テンジャン』。港区女子のような派手目な女性に振り回される様子を、韓国語で“味噌女”を意味する「テンジャンニョ」に重ねたユーモアある楽曲だ。HADYのグルーヴィーなラップが始まると歓声はさらに大きくなり、NIK時代からの息の合った動きでステージをシンクロさせる。互いにハンズアップで盛り上げ、HADYはMCでは一転してにこやかな表情を見せ、「かわいいー!」の声が飛んだ。

その後もコラボ曲『Make up』、ソロ曲『Way to rich』と続けて披露し、会場を大きく沸かせた。


シンクロする息の合ったYOROとHADYの動き


NIisが歌う、『GONE』―消えてしまった愛情か?

続いて披露されたのは『GONE』。しっとりとしたメロディーで、過去の恋への後悔と、ふさがれた傷口から滲む小さな怒りを呼び覚ます。YOROは胸に手を当て、まるで記憶を手繰るように言葉を吐き出していく。 間奏のピアノに暖かなフェイクを重ねながら登場したのはNIis。

この楽曲は、YOROがグループ時代に制作した楽曲にNIisが参加し、ビートを新たに打ち直しリメイクしたものだ。 そんなYOROの胸の痛みにNIisが《どんな感情も君がくれた愛情》と受け止めるようなリリックを重ねる。2人は向かい合い、互いの表情を確かめながらハーモニーを紡ぎ出す。 時を経て友の力を借りて完結したストーリーが、フロアに深い共感を呼び起こした。


NIisはYOROとリメイクした『GONE』を披露


そんな余韻を切り替えるように、ゲストのroomRを呼び込むと、4人でのコラボ曲『hate you』へ。ロックなビートに乗せたroomRの高速ラップが会場を一気に熱くし、YOROの力強い歌声と絡み合っていく。

さらにNIisは、9月26日にリリースしたばかりの新曲『last scene』を披露。夏の終わりを告げるような郷愁を響かせ、ステージを静かな情緒へと結実させた。

1曲ごとに丁寧なMCを挟みながら進行していくのは、一つひとつを余すことなく伝えたい、というYOROらしいライブのスタイル。しゃべり疲れたのか、時折言葉を噛んでしまう場面もあり、そんな様子に合わせてDJ YUが先輩DJ・Sorajiの真似をして“ティルティルティル…”と煌びやかな流星音を流し、会場の笑いを誘った。


痛みで汚れるものはない、roomRと‟Count on Me”

「何度聴いても飽きない」という“スルメ曲”『Count on Me』。拍手と共に客演のroomRが再登場した。暗めのビートに重ねられたサウンドが、少しオリエンタルな響きをもたらす。

いつもは高速で“ぶちかます”ラッパー2人の、深みのあるボーカルの個性が光る。

《言葉はただのオーナメント 綺麗事を重ね汚れる》―言葉にできない苦しみを自責するような歌詞が胸を抉る。


REIJI(roomR)とYORO。コラボ曲『Count on Me』を聴かせる


《言い聞かせるようにCount on Me》──最後のYOROのフレーズが残響となって広がった。元グループで活動していたアイドルやアーティストの“第二章”を支え、先頭に立ってシーンを切り開こうとしているYORO。

何度も口にしてきたであろう“Count on Me(自分を頼って)”という言葉で、最後は自分自身を鼓舞していることが何よりも胸を打つ。踏みしめるように重ねる言葉の一つ一つが、重厚で強い。

引き続いてroomRは、少し重くなった空気を一掃する『Pay Back』と『dobi dobi』で熱を投下。点滅するライティングの中、聴きなれた楽曲に会場もキレのあるコール&レスポンスで反応し大いに盛り上がった。


RICK(roomR)とYORO、『Pay Back』で会場を盛り上げる


「小さなすれ違いも…」YOHSUKE、安藤優、iyoが登場したFriends Live

次に、YOROがヒップホップクルー時代に作ったメロディアスなソロ楽曲『空キミ』を披露し、会場をクールダウン。続くステージは、YOROのために駆けつけたフレンズたちによる「Friends Live」だ。ステージにはYOHSUKEが現れ、YOROとハグを交わす。YOROも大好きだというYORO×YOHSUKE×安藤優のコラボ曲『夏風』が始まる。

イントロからYOHSUKEはクラップを誘い、リズムを取りながらグルーヴィーな歌声を聴かせていく。すると、後方のDJブースから安藤優が前に出て、独特のフロウでエモーショナルなラップを展開。続くYOROも、恋を“夏風邪”に引っ掛けたチルなバースを届け、夏の終わりをゆるやかに彩った。


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YOHSUKEは、夏の終わりに『夏風』を吹かせる。


「今年YORO君と出会って、急激に仲良くなって、毎日のように会って曲を作って、でもお互い忙しくなって会えなくなって。それで小さいすれ違いとかがあって…」突然始まったYOHSUKEの“2人語り”に、会場はクスクスと笑いに包まれる。「俺ら付き合ってんの?」というYOROのツッコミも聞かず、語りを続けるYOHSUKEに観客は爆笑。「このファーストアルバムが出て、改めてYORO君の音楽性も人間性も全部好きだなと思い知らされたので…改めてリリースおめでとうございます!!」

YOHSUKEの全力の“告白”に、会場からは“ヒュー!”という歓声と喝采が起きた。YOHSUKEは続けて「EIEN」「Daphne」とソロで2曲を披露。リズムとビートと歌声の融合で心地よく聴かせ、次の安藤優へとバトンタッチした。

「YORO君のリリースを祝って、みんなで一緒にピースフルな曲いってもいいですか?」

安藤優は観客にクラップを誘い、『BOY』を歌い始めた。みんなが笑顔になれるような温かなパフォーマンス。ゆるやかなリズムに、サビでは全員が手を左右に振って声援を送る。あちこちから飛ぶ「安藤優」コールに、「いっぺんまとめてもらってもいいですか? せーの」と要求すると、「あんどうゆー!!」と観客が揃って大きくコール。後方のDJブースからはカメラマンのSHOさんが、代わりに打撃音を打ち出し、笑いを誘った。

「基本的に今日、最高の日だと思ってるんですけど、皆さんどうですか?」と問いかけると、観客から「最高ー!」と元気なレスポンス。会場全体が、心からこの空間を楽しんでいる気持ちを共有した。


安藤優は『BOY』で会場をピースフルな空気で包み込んだ。


続いて登場したフレンズは、BLUE SOUNDSのレギュラーメンバー・iyo。

「みなさん、調子はどうですかー?」と人懐っこい笑顔で挨拶すると、現在制作中というアルバムから未発表曲を2曲披露した。恋の深淵に落ちていくような、心の琴線を揺さぶるトラックが印象的だ。「ビートもすべて自分で作っているので、アルバム楽しみにしていてください」と語ると、次の『BEER』ではサングラスを外して表情を解き、リラックスしたムードを作り出して聴かせる。

ラストの『Wet the bed』では、気持ちを込めたダンスとともにしっとりと締めくくり、「YOROくんおめでとう!」と祝福の言葉を残して笑顔でステージを後にした。


iyoは、R&Bとダンスが融合した魅せるステージング。


染まる‟Blacksky”は、HINATAとYOROの遠い記憶

暗転したステージに切なげなイントロが流れる。ライトに照らされたYOROが歌い始めたのは『BLACK SKY』。NIK時代から共に歩んできた46Recordsの仲間・HINATAとの人気曲で、ライブでも幾度となく披露されてきたナンバーだ。

《雲の隙間Angel’s ladder あの景色忘れられないよ》という一節に、8月のBLUE SOUNDS船上ライブで彼が目撃したと語った“天使のハシゴ”の記憶がよみがえる。雲間から差し込む光のような、忘れがたい思い出を抱きしめるかのように、YOROは遠くを見つめながら歌い上げた。

《染まるBlacksky 染まるBlacksky…》リフレインが響く中、奥からHINATAが姿を現し、バースを繋げる。ふたりが目を合わせ頷き合うと、客席から大きな歓声が起こった。「ヒナー!」というコールが飛び交うなか、HINATAはソロ曲『Blind hold』『Over you』を立て続けに披露し、サッとステージから立ち去った。YOROはその素早さに「クールな捌け方で(笑)。これが46のHINATAです。かっこいいでしょ」と自慢げに語った。


HINATAは独特な空気感を活かしたパフォーマンス


Vin Smoke Ice(TAICHI)が全力で煽る‟FIRE MIND”

「次の曲なんだかわかりますか?」とうとうクイズ形式になった曲導入に、「FIRE MIND!」と客席から素早いレスポンス。とにかく客席としっかりコミュニケーションを取りたいというのがYOROらしい。誰一人置いていかない温かさは、彼の素晴らしい持ち味だ。

《Money, Power, Respect 二の次でGrow》――あくまでYOROのオリジナルを貫いていく、そんな覚悟のリリックが際立つ『FIRE MIND』。3〜4年前、グループ時代に生まれた曲だというが、その信念はいまも揺るがない。

ゲストがなかなか姿を見せず、YOROが覗き込むと、舞台裏からVin Smoke Ice(TAICHI)が飛び出すように現れた。彼もNIK時代の仲間だが、YORO主催のライブには今回が初出演となる。

「いくぞ!」の一声で勢いよくバイブスを解き放つ。フロアを鋭く睨みつけながらステージを縦横無尽に駆け回り、圧巻の煽りで熱気を引き上げる。「TAICHIー!」というコールが響く中、「本当のラッパー見たことある?」と挑発するが、客席は意外にも余裕で「見せてー!」と返し、ファンからは親しみのある存在であることが伝わる。


Vin Smoke Ice(TAICHI)は靴を投げ出しバイブスをぶつける


「俺が教えてやるよ!」と言い放ち、シャウト混じりのソロ曲でさらにフロアを沸かせると、客席へ降りて煽りながら熱演。最後は、格闘技チャンピオンを目指す友へ捧げた『champion』を届け、DJ YUの激しい打撃音とともに客席のボルテージを一気に引き上げた。


真似できないRing-toのフロウと『Work Flow』

暗転したステージに赤いライトが差し込むと、洗練されたビートが暗くシリアスに響いた。地底から湧き上がる無数の諦めの声のようにも聴こえる。

YOROがヒップホップクルー時代に最初に出会った仲間・Ring-toと制作した楽曲『Work Flow』。そんなビートに果敢に挑むように切り込んでいくYOROのバース。

《派手にGet Wild 真似できないよWork Flow 見せる結果でHater何も言えないよ》

強くストレートな物言いには、YOROがここまで残してきた足跡への自信がにじむ。

そこにバースを続けるのは、徳島から駆け付けたというRing-to。頭を左右に振る動きは軽快で、ステージ広く飛び回る姿が目を惹きつける。体を揺らしながら巧みにラップを刻むと、途切れないグルーヴで客席を巻き込み、音でフロアを支配する。


YOROのために徳島から駆け付けたRing-to


《OK YORO 知ってる?意味を、いけるって言い聞かせてるいつも》

自分を鼓舞しながら挑んでいく“OK YORO”の意味。決して自信だけで満ちているわけではない、等身大のYOROのリアルが浮かび上がる。

《46を背負うし試行錯誤 最後に笑うのは俺らだろ》

たくさんの無念も不安も全部背負い込み、覚悟を音にして刻んでいく。誰にも真似できない“Work Flow”を客席にしっかりと見せつけた。熱いバイブスが伝わるパフォーマンスに観客から大喝采が起きた。DJ YUもガンガン打撃音を飛ばして盛り上げる。

「徳島から来てくれました!」とYOROに改めて紹介されると、「東京、来てみました…」とRing-toがボソッと呟く。パフォーマンスとは打って変わった大人しい語り口に、観客からは「かわいいー!」の声援も飛ぶ。

「僕、ハードバイブスなんですが、ついて来れますか?」と独特な徳島弁のトーンで客席に問いかけると、大盛り上がりのフロアは“大歓迎”の大きな反応を示す。それに喜ぶと、「Tokushima GODZZILA」「アイノウ part2」と個性的なリリックが光るソロ曲をパワフルに披露。会場を巻き込み大いに盛り上げ、パフォーマンスを終えた。


「しつこいですよ、俺」と、YOROは笑った。

「俺、しゃべりたいことある」

ここまで一曲ごとに丁寧なMCを挟んできたYOROが、あらためて姿勢を正し、客席へまっすぐ語りかける。

「アーティストって、腐らない限り、夢を語り続けていいと思ってて。俺はずっと“新しいシーンを作りたい”“Kアリーナに行きたい”って言ってるけど、本気で音楽をやめるつもりはないし、みんなでこのシーンを盛り上げたいんです」

「みんな、ついてきてくれますか? 俺はしつこいですよ」と笑う。


YOROが、MCで丁寧に気持ちを伝えていく


「でも、失敗してもいいと思ってて。成功までの過程だし、必死に頑張り続けることが正義だと思ってます」

真っ直ぐなYOROの言葉に客席からは大きな拍手と喝采が起こり、DJ YUも何度も打撃音を鳴らす。

「今日ずっとDJを回してくれている安藤優にも大きな拍手を!」とYOROが呼びかけると、フロアから再び「安藤優!」のコールが飛び交う。

「今日ここに集まってくれたみんなは、俺がアーティストをやめない限り、ずっと味方でいてくれると思ってる」と語ると、「そうだよー!」という温かな声が返った。

「だからこのシーンは“家族”なんです。その“All my homies”を背負って歌っていいですか?」

満場一致のレスポンスに、YOROは安堵の笑みを浮かべた。

「じゃあ、アルバム最後の曲。俺のチーム、仲間、そしてみんなを背負って歌わせてください」

YOROは一瞬、視線を落とし、深く息を吸い込んだ。

(OK YORO…)そんな心の中のつぶやきが、胸の奥にこだまする。

顔を上げ、まっすぐに前を見据えながら、最後のタイトルコールを放った。

――『All my homies』




■ セットリスト YORO 1st Album Release Party 『HEART BEAT』

―2025年9月28日(日) at 代官山ORD.


M.1 MY HEART‐Intro


M.2 AirPods


M.3 イピカイエ


M.4 ヤミツキ feat.Ame lil melo

【Ame lil melo】Stage

→こんな感じ+slow down


M.5 テンジャンfeat.HADY

【HADY】Stage

→ Make up+ Way to rich


M.6 GONE feat.NIis

【NIis】Stage

→ hate you+last scene


M.7 Count on Me feat.roomR

【roomR】Stage

→Pay Back+dobi dobi jersey remix


M.8 空キミ

【Friends Live】(YOHSUKE&安藤優&iyo)

→MITSUI YOHSUKE 夏風+EIEN+Daphne

→安藤優 BOY

→iyo 未発表曲2曲+BEER+ Wet the bed


M.9 BLACK SKY feat.HINATA

【HINATA】Stage

Blind hold+Over you


M.10 FIRE MIND feat. Vin Smoke Ice(TAICHI)

【TAICHI】 Stage

(※タイトル不明)


M.11 Work Flow feat. Ring-to

【Ring-to】 Stage

Tokusima GODZZILA+アイノウpart2


M.12 All my homies


アンコール 『Four of a Kind 』YORO、安藤優、HINATA、HADY



【DJ】DJ YU(安藤優 @andouyuudesu


■ 楽曲情報 『HEART』

配信リンク🔗https://t.co/igU0ZJQSkb


収録曲

1. MY HEART - Intro (Beat : @andouyuudesu)

2. AirPods

3. イピカイエ

4. ヤミツキ (feat.Ame lil melo) @ame_lil_melo

5. テンジャン(된장) (feat.HADY) @ideahady

6. GONE (feat.NIis) @__niis__3

7. Count on Me (feat.roomR) @rick_msb @_lazyislit

8. 空キミ

9. BLACK SKY (feat.HINATA) @_diamusic_

10. FIRE MIND (feat.Vin Smoke Ice) @official_taichi_ice

11. Work Flow (feat.Ring-to) @ringto_yyb

12. All My Homies

Producer:Lucas Valentine @lucasvalentine

mix&master:Shunsuke Sena @shunsena

レーベル:46Records 46records_official


【アルバム説明】

NIK時代に制作した楽曲のリメイクから、YOROの活動初期に制作した楽曲、そして最新曲まで収録。客演にはNIKの仲間、かつて所属していたHip Hopクルー、YORO主催の46Records&BLUE SOUNDSの仲間が集結。

タイトルの『HEART』が示す通り、本作はYOROが「頭より心で歌う」ことを追求した、魂の記録です。

自身のルーツ、歩んできた道、そして心の叫びを正直に詰め込んでいます。

「アイドルラッパー」という過去の肩書きさえも武器に変える覚悟(M1)、燃え上がるような怒り(M3)、仲間との絆(M10,M12)など、収録曲はそれぞれ異なる心の側面を映し出します。

また、ファンネームである『HEARTS』への感謝を込めた、最初のアンサーでもあります。

全12曲を通して、YOROという一人の人間の感情の物語が描かれています。


➤ユニークなMV『テンジャン(된장)』も話題に!



➤🎧 出演アーティストに聞く!『HEART』のおすすめ楽曲は? 💿✨

【安藤優】

好きな楽曲:テンジャン

2人のグルーヴの絡み合いがbeatとマッチしてて最高にいいチューンだなと思います🔥

そしてMY HEART - Intro はbeat作ったのはそうなんすけど、よろ君から前に作ってたver聞かせてもらった時に、これは蘇らせるべきだと思い、実現することができたので、推し曲です。


【HINATA】

イピカイエ

理由はYOROくんが昨日のLIVEで楽しそうに歌ってたからです。


【HADY】

Airpods

ゆったりした感じで聴きやすい曲だと思います!


【REIJI】

room RのREIJIです!

自分が好きな曲はAirpodsです!爽やかなメロディーと、途中で切り替わるリズム帯が疾走感あってお気に入りポイントです!ぜひ僕らが参加してるcount on meもいっぱい聞いてください!


【RICK】

roomRのRICKです

今回の『HERAT』で自分の好きな楽曲は「Work Flow」です。

キャッチーなメロディーや歌詞がYOROくんの魅力だと思いますが、楽曲によって出るハードな一面が自分は好きです。

楽曲中の「NIKEのSneaker擦り減らしたぐらいでお前ら苦労人?」ってラインが特に印象に残っていて、自分のやりたい音楽のために時間や体力削って打ち込んでるところを近くで見ているので、尚更響く言葉でした。

改めて『HERAT』のリリースおめでとうございます!


【Ring-to】

Work flowが一番好きですね!

デトロイトビートに対して、YOROくんが新しいアプローチとシーンに切り込みをかけれたというか。僕は自分が好きなので、それも理由です。

イベントめちゃよかったです!

YOROくんの覚悟と、信念の強さが肌感で伝わってきてこういう人に着いていきたくなるんだ、かっこいいなって素直に思いました。

ありがとうございました!!


【Ame lil melo】

好きな楽曲はやっぱり参加させて頂いたヤミツキです!

歌詞には自分の弱さを受け入れつつ、それでも気持ちを伝えるため全力。そんな歌詞にしてみました!9.28Heart beatではあめくん!って呼んでくれて暖かく受け入れてくれたアーティスト、皆様のおかげで全力で歌えました!ありがとうございます是非またどこかで僕と会ってください!


【NIis】

「HEART BEAT」めちゃくちゃ楽しかったです🔥

YORO君めちゃくちゃ愛されてるなーって改めて思いました!

自分が好きな楽曲は【GONE】です!

初めてYORO君の楽曲に入らせてもらったので、バッチリ仕上げました🔥

沢山聞いてください🎧

















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YORO 1st Album『HEART』収録曲 全曲

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📅【応募期間】

2025年10月4日(土) 0:00 ~ 10月31日(金) 23:59

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🔗応募フォーム


【イベント情報

『BLUE SOUNDS NEXUS』

🗓️2025/10/19(日)

📍ROPPONGI unravel tokyo

(東京都港区六本木4-11-11 六本木Gmビル B1F)

⏱️OPEN 16:30 / START 17:00

🎫チケット発売中 ↓

https://buzz-ticket.com/e/BLUESOUNDS-NEXUS

出演者

YORO, iyo ,NIis ,Lil Noah ,

Sora ,JUGEM ,DEA(瀧澤翼) ,

橋本裕太 ,MITSUI YOHSUKE ,

NAO(OHL)※追加演者予定有り


BLUE SOUNDS 🌐Official SNS:

Instagram : https://www.instagram.com/bluesounds.official/

TikTok:https://www.tiktok.com/@bluesounds.official

X:https://x.com/BLUESOUNDS2024


【プロフィール】

■ YORO @ok_yoro


横浜生まれ東京育ちのラッパー/ソングライター。

2023年、YOROとしてソロアーティスト活動をスタート。アーティスト名YOROは、 「You Only Live Once (YOLO/人生は一度きり)」というスラングと本名「RYO」を組み合わせたものだ。ソロアーティストらによる音楽イベント「BLUE SOUNDS」のオーガナイザーとしても才能を発揮し、 新たな音楽性と表現力で、グローバルシーンでの活躍が期待される。

YOROの音楽スタイルは、RAPとDANCEの融合がテーマで、最大の武器は、心の機微を正直に、そして繊細に描き出すリリシストとしての一面。自身の経験から生まれる喜び、葛藤、怒り、愛情といった生々しい感情は、聴く者の共感を呼ぶ。 「アイドルラッパー」という異色の経歴を隠すことなく、むしろそれを自身のアイデンティティとして昇華し、独自のスタイルを確立。その音楽は、過去へのリスペクトと未来への野心に満ちている。

ファンネームは『HEARTS』 。常にファンの心を大切にし、音楽で応え続けることを信条としている。

公式SNS

YORO Instagram:https://www.instagram.com/ok_yoro/

YORO 楽曲:https://www.tunecore.co.jp/artists/ok_yoro?lang=ja



■ 安藤優 @andouyuudesu


山形県に生まれ18歳で上京。 2019年に「PRODUCE 101 JAPAN」に出演し、アーティスト活動を本格的にスタート。 2020年に5人組男性ユニット、Boom Triggerのリーダーとしてデビューし、デビュー作ではオリコンランキングに入り日本を拠点に活躍した。 また、音楽のみならず舞台や映画などマルチな活動も見せた。 2022年、グループ解散と同時にBMSGのオーディション「MISSION×2」に参加し、最終審査直前まで勝ち残り、その音楽性と人間性にプロデューサーのSKY-HIや周りのメンバーからも評価を得る。 2024年3月末「BOY」のリリースを機に、シンガーソングライターとしてのソロ活動を開始。地元山形の花笠祭りをモチーフとした「花笠音頭ラップ」を制作するなど、活動の幅を広げている。2025年には自身初となるソロイベント「Drink it up PARTY」を開催しチケットを即日完売させた。

どこか懐かしさを感じるダンサブルなサウンドが特徴。日常の風景や感情を切り取った生活感のあるリリックを、自在に操るラップやメロディーのハーモニーにより”陽気で遊び心あふれるスタイル” を表現している。軽妙でオリジナリティー溢れるグルーヴと独特の世界観は、一度聴いたら癖になるとオーディエンスを魅了し続けている。



公式SNS

X:https://x.com/andouyuudesu

Instagram:https://www.instagram.com/andouyuudesu/

YouTube:www.youtube.com/@andouyoutube

楽曲配信リンク:https://www.tunecore.co.jp/artists/andoyuuu?lang=ja



■ HINATA @_diamusic_


作詞・作曲・ミックスまで自身で手掛ける新世代シンガーソングライター、HINATA。2000年生まれ、大阪府出身。 2025年1月よりソロアーティスト「HINATA」として本格始動。R&B色の強いサウンドとHIPHOPを自由に行き来する、洗練されたネオソウルが基軸。透明感のあるクリアなボイスを武器に個性的な世界観を創り出す。


公式SNS

X:https://x.com/_diamusic_

Instagram:https://www.instagram.com/_diamusic_?

楽曲配信リンク:https://www.tunecore.co.jp/artists/_diamusic_


■ HADY @ideahady


オリコン1位獲得の実力派。卓越したスキルで魅せるバイリンガルアーティスト。 韓国出身。自身の提供楽曲でオリコンデイリーランキング1位を獲得した実績を持つ、実力派の作曲家。その鋭い音楽的センスは、自身の作品においても唯一無二の世界観を構築している。 アーティストとしては、聴く者の心を掴む圧倒的なラップスキルと表現力が最大の武器。かつてCODE-V、IDEA、NIKのメンバーとして約13年間日本で活動した経験を持ち、母国語の韓国語に加え、日本語も流暢に操る。

長年の活動で培われた確かな実力と深い洞察力を胸に、アーティスト「HADY」として新たな音楽シーンを切り拓く。

公式SNS

X:https://x.com/ideahady

Instagram:https://www.instagram.com/ideahady?

楽曲配信リンク:https://www.tunecore.co.jp/artists?id=952406


■ iyo @iyo_057


作詞作曲、振り付けもこなすシンガーソングライター。 2022年10月に『Feel Like』をリリース、MVは3.5万PVを記録。SNSが苦手な八王子出身の22歳。

2024年は『BLUE SOUNDS』、『BRAND NEW YOUNG GUNS』などレギュラーイベントに定期的に出演し、様々なアーティストとのコラボレーションなど精力的に活動中。


公式SNS

Instagram(staff):https://www.instagram.com/staff_iyo/#

楽曲: linktr.ee/iyo0507


■ NIis __niis__3


幼少よりダンスを始めHIPHOPカルチャーと出会う。 15歳から独学でギターを始めたことをきっかけに地元で音楽活動を開始。上京後はモデルとして活動しながら、R&B/HIPHOPをベースにDTMでオリジナル曲を制作する日々を過ごす。 自ら作詞・作曲・トラックメイクを手がけ、ダンススキルも高水準で兼ね備えるマルチプレイヤー。SSW/RAPPER/DANCERという肩書きを持つZ世代のニューフェイス。


2023年12月に初音源となる「REGRET feat. YOSHIKI EZAKI」をリリースし、アーティスト活動を開始。2025年2月17日には初EP「ALL you NIis」をリリースした。


公式SNS

楽曲:NIis lit.link(リットリンク)

1st EP:「ALL you NIis」https://linkco.re/GGhbz1nz


■ roomR @roomr_official (@_lazyislit / @rick_msb )


ラッパーのKEN THE 390がプロデュースのヒップホップ ボーイズグループ “Maison B”のメンバー、RICKとREIJIからなるラップユニット”roomR”。 2MCのフローや声質の違いを活かした、独自のスタイルを提示している。

2022年、新世代ヒップホップアーティストにフォーカスを当てたプロジェクト「O.B.S vol.8」やKEN THE 390の楽曲「Anything Goes feat. roomR」への参加を皮切りに、これまで4曲のシングルをリリース。

2024年8月に全新曲6曲入りの1st EP『UP2U』をリリースしヒップホップ、ラップヒップホップ、ラップトップアルバム部門でいずれも1位を獲得、Spotifyプレイリストインも果たした。また同年8月24日にはCIRCUS TOKYO で初開催のソロイベント『“UP2U”Release Live』を成功させている。

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X:https://x.com/roomR_Official(roomR)

https://x.com/rick_ikonic(RICK)

Instagram:https://www.instagram.com/roomr_official/(roomR)

https://www.instagram.com/_lazyislit/(REIJI)

https://www.instagram.com/rick_msb/(RICK)

楽曲: https://linkco.re/zCfdsrqm

『Dobi-dobi』MV: https://youtu.be/TqQhOXkcZ-E?si=AUHgY4nHGYx6cJjp


■ Ring-to

Ring-to徳島出身、2002年生まれのヒップホップ・アーティスト。 類を見ないユニークなリリックと、魂を燃やすようなハードコアなスタイル。 メロディアスに歌い上げる一方で、激しく叩きつけるようにもラップする——そんな相反するフロウを自在に操るZ世代の革命児

Instagram:https://www.instagram.com/ringto_yyb/


■ MITSUI YOHSUKE

日本と韓国の血をルーツに持つシンガーソングライター。

ボーカル、ダンス、ラップ、多様なプレイスタイルから表現するR&Bをとするミクスチャーサウンドが特徴。

2023年にはCHILLOUTクリエイターズアワードで自身の作品Sunlightがノミネート

Instagram:https://www.instagram.com/p/DNA4rD6TbOS/

TikTok:https://www.tiktok.com/@wassupmuggle


■ Ame lil melo

Instagram:https://www.instagram.com/ame_lil_melo/

楽曲:lit.link/amelilmelo


■ Vin Smoke Ice (TAICHI)

Instagram:https://www.instagram.com/official_taichi_ice/


【主催】46Records合同会社


「すべての人には無限の可能性がある」を信条とする46Recordsは、2024年に設立されたソロアーティスト専門の音楽レーベルです。YOROのリーダーシップのもと、ソロアーティストがソロ活動で成功するために必要なあらゆる環境を提供し、個々の才能を最大限に引き出すことを目指しています。

最新技術とマーケティング戦略を駆使し、ソロアーティストが自由に創造性を発揮し、世界中のリスナーに個性的な歌声を届けるためのサポートを惜しみません。私たちは、ソロアーティストが自身のアーティスティックなビジョンを自信を持って追求できるよう、包括的な環境を提供し、音楽の未来を共に創造していきます。


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