【イベントレポート】Jay Park、6年ぶりの単独来日公演!
Jay Park(ジェイ・パーク)が、6年ぶりとなる単独来日公演「2025 Jay Park World Tour [Serenades & Body Rolls] In Japan」を2025年7月28日(月)、KT Zepp Yokohamaで開催した。
本公演は、日本を含むアジア・オセアニア13都市を巡るワールドツアーの一環で、日本初日公演となる。
アジアの枠を越え、いまや世界的な音楽シーンで唯一無二の存在感を放つJay Park。待望の来日とあってチケットは即完売し、会場は開演前から熱気で満ちていた。
ダンスチャレンジ優勝チーム「KANU Crew」がオープニングを飾る
ステージの幕開けを飾ったのは、事前企画『DANCE LIKE JAY PARK』で優勝したKANU Crew(カヌ クルー)。精緻な振付と高い表現力で観客を瞬く間に惹き込み、会場のボルテージを一気に引き上げた。
多彩な楽曲と圧巻パフォーマンスで観客を魅了
「Ohx3 + DRIVE」が流れるとJay Parkが登場し、軽やかなフロウで観客を引き込む。「My Last」「Like I Do」といった甘美なR&Bから、チルで爽快な夏アンセム「Yacht」まで、幅広いレパートリーを披露。ツアータイトルが示す“SERENADES(愛の歌)”と“BODY ROLLS(官能的なダンス)”を体現するステージングで、柔らかな歌声からアグレッシブなビートまでを自在に操り、観客を魅了した。MCでは日本語を交えつつ、ファンやスタッフへの感謝を何度も伝えながら、ときにユーモラスな発言やおちゃめな仕草で笑いを誘う場面も。会場は終始、温かな笑いと歓声に包まれていた。
中盤には盟友DJ WEGUNのターンテーブルソロが、さらに会場の熱を高める。
MCでは「さっきのKANU Crew、見ました? 実は『DANCE LIKE JAY PARK』というイベントを開催したんですが、本当に感動しました。編曲から振り付けまで素晴らしく、日本のダンサーに深く感銘を受けました。参加してくださった皆さん、本当にありがとうございます」と語る一幕も。
「Gimme A Minute」では、日本人プロデューサーZENとAkun(INIMI所属)との共作で“日本で生まれた曲”であることを紹介し、迫力あるブレイキンと銀テープの演出で観客を沸かせた。
続く「Whenever(Japanese Ver.)」(7月23日配信)は、日本公演のためだけに用意された特別な楽曲。照明が落ち、静まり返った会場にアカペラで歌声が響き渡る。息遣いまで感じられるほどの繊細な声が、やがて伸びやかに広がり、観客をやさしく包み込んでいく。
その美しい旋律と日本語詞に込められた想いが、客席の一人ひとりの胸に深く届き、ステージと客席の距離を一瞬でゼロにした、まさに本公演のハイライトとも言えるひとときだった。
Jay Park「Whenever(Japanese Ver.)」
配信リンク:https://jvcmusic.lnk.to/JayPark_Whenever
そしてXG「WOKE UP REMIXX」のイントロが流れると、場内は大歓声。ステージにはAwichが登場し、Awichとアジアのトップラッパーたちが集結して完成したサイファー楽曲「ASIAN STATE OF MIND」、さらに「GILA GILA」やWu-Tang ClanのRZAプロデュースによる「Butcher Shop」を立て続けに披露。Jay Parkも絶賛した、熱量あふれるコラボステージが繰り広げられた。
終盤戦、怒涛のラップとクラブバンガーで畳み掛ける
ミハラヤスヒロ特製の衣装に身を包み再登場したJay Parkは、「DNA」「BLUE CHECK」「ON IT」などを切れ味鋭く畳みかけ、圧巻のラップを披露。
「뻔하잖아 (YOU KNOW)」では椅子を使った官能的な演出で観客の視線を釘付けにし、続く「Ain’t No Party Like an AOMG Party」ではテープ砲が一斉に放たれ、会場の熱気が一気に爆発。「McNasty」では艶やかなダンスでファンを挑発するように魅了し、フロアの熱狂はさらに高まった。
Awichも再登場し、さらなる盛り上がりを見せる。
MCで「Keep It Sexy?」と呼びかけると、下着がステージに投げ込まれる演出にフロアが湧いた。更にJay Parkがタンクトップを脱ぎ捨てると歓声は最高潮に達した。
ラストはクラブ・アンセム「몸매 (MOMMAE)」。ゲストにUWA KITADERAを迎え、華やかに締めくくった。
アンコールで感動のフィナーレ
アンコールでは「All I Wanna Do (JPN Ver.)」や「좋아 (JOAH)」を観客と合唱し、「니가 알던 내가 아냐 (Who Are You)」で会場がひとつとなった。
R&Bの甘美さとヒップホップの熱量、そしてダンスパフォーマンスが融合した一夜は、Jay Parkの成熟と遊び心を余すところなく体感できる濃密なステージとなった。
セットリスト
M1. Ohx3 + DRIVE
M2. My Last
M3. Like I Do
M4. Candy
M5. V + iffy
M6. Dank
M7. Yacht
M8. GANADARA DJ
M9. Need To Know
M10. Yesterday
M11. 사실은 (The truth is)
M12. Why
M13. Gimme A Minute (solo ver)
M14. 100 Days + Mayday
M15. Solo
M16. All I Wanna Do
M17. Whenever (JPN/NEW)
M18. Taxi Blurr (solo ver)
M19. Me Like Yuh
M20. WOKE UP REMIXX FEAT. Jay Park, OZworld, AKLO, Paloalto, VERBAL, Awich, TAK & Dok2(XG)
M21. ASIAN STATE OF MIND
M22. GILA GILA feat. JP THE WAVY & YZERR(Awich)
M23. Butcher Shop(Awich, A$AP Ferg & RZA)
M24. DNA + BLUE CHECK
M25. ON IT
M26. Mr. Show & Prove
M27. SOJU + K-TOWN
M28. 뻔하잖아 (YOU KNOW) + Ain’t No Party Like an AOMG Party
M29. McNasty
M30. Keep It Sexy (몸매2)
M31. 몸매 (MOMMAE)
アンコール
EN1. All I Wanna Do (JPN Ver.)
EN2. 좋아 (JOAH)
EN3. 니가 알던 내가 아냐 (Who Are You)
BUZZチケ編集部 注目ポイント
Jay Park、6年ぶりの単独来日公演!!Jay Parkの魅力に浸った夜。


