ニュース 2025年09月12日
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【重版出来!】話題のムック「矢沢あい『NANA』の世界」(別冊太陽『太陽の地図帖』)が大反響! 2000年代ジャパンカルチャーの象徴であり、国内外で熱狂的な支持を集める伝説的少女マンガの世界に迫る!
NANA 矢沢あい 少女漫画 ヴィヴィアンウエストウッド 別冊太陽

国内外で圧倒的な人気を誇る少女漫画『NANA』(集英社)の作品世界をファッションや音楽から読み解く特集ムック「矢沢あい『NANA』の世界」(別冊太陽『太陽の地図帖』シリーズ/平凡社)が、8月7日の発売以来、全国の書店で大きな反響を呼び、発売から1ヶ月で大増刷となった。


本書は作者の矢沢あいと『NANA』を刊行する出版社・集英社の全面協力のもと制作され、未公開の下絵や作画資料を多数掲載している。特別描き下ろしイラストや貴重な作者へのインタビューなどを通して、全世界で熱狂的なファンを集める作品の魅力を深掘りしている。


特別巻頭言を飾る小説家・辻村深月は『NANA』の魅力について以下のように語っている。


「言い切ってしまっていいと思う。私たちの世代以降で、矢沢あい作品の影響を受けてない人なんていない」

25年前の連載開始以来、世代も国境も超えて読者を増やし続ける伝説的少女漫画『NANA』。2000年代ジャパンカルチャーを象徴するその魅力は、本書を読めばより深いところに没入できるはずである。全国の書店にて、ぜひ手に取ってほしい。


特別巻頭口絵「『NANA』イラストギャラリー」は、矢沢あいさんによる作画コメントつき。作品への思いや技術的な背景が語られる。「矢沢あい『NANA』の世界」(別冊太陽『太陽の地図帖』)より


「『NANA』イラストギャラリー」に掲載されたトラネスのイメージイラスト。「矢沢あい『NANA』の世界」(別冊太陽『太陽の地図帖』)より


作中の登場人物を丁寧にひもとく企画「登場人物で旅する『NANA』」。矢沢あいさん本人による登場人物解説は必読です。「矢沢あい『NANA』の世界」(別冊太陽『太陽の地図帖』)より


主人公ハチをはじめとする主要キャラクター紹介では、矢沢あいさん本人が選んだ、初公開の貴重な下絵も掲載。「矢沢あい『NANA』の世界」(別冊太陽『太陽の地図帖』)より


主人公ナナの解説では、ファッションやキャラクターから連想されるイギリス・パンクについても考察。「矢沢あい『NANA』の世界」(別冊太陽『太陽の地図帖』)より


イギリス・パンクにおける伝説的ファッションアイコンだった「セックス・ピストルズ」のシド・ヴィシャス。登場人物レンとの関連性を考察している。

「矢沢あい『NANA』の世界」(別冊太陽『太陽の地図帖』)より


ファッションやカルチャーについての評論が充実しているのも本書の魅力。専門家の視点から、作品世界とヴィヴィアン・ウエストウッドの断ち切れない関係性が語られる。「矢沢あい『NANA』の世界」(別冊太陽『太陽の地図帖』)より


「『NANA』登場人物図鑑」も矢沢あいさんのコメントつき! 「矢沢あい『NANA』の世界」(別冊太陽『太陽の地図帖』)より


【目次】

●特別巻頭口絵

『NANA』イラストギャラリー 矢沢あいの作画コメントつき

●巻頭言

矢沢あい作品がくれた「私たちのスタンダード」(文=辻村深月)

●特別企画

・矢沢あいを知る「110の質問」

・矢沢あいが語る「作画の秘密」

●『NANA』入門

同じ名前を持つ二人の少女の夢とリアルを描く 2000年代を象徴する“伝説の少女漫画”

『NANA』登場人物相関図&登場人物図鑑

●登場人物で旅する『NANA』

【1】小松奈々

トレンドとコンサバで揺れ動くハチファッション

【2】大崎ナナ

イギリス・パンクを牽引した「ガールズパンク」にナナの幻影を見る

【3】本城蓮

ファッションアイコンとしてのシド・ヴィシャス、その生き様

【4】寺島伸夫

ジョニー・ロットン的ファッションに見る、「パンク」という文化

【5】高木泰士

「ルードボーイズ」と「スキンズ」。イギリスの若者ファッションから見る、ヤスという男

【6】岡崎真一

シンの「リップチェーン」とボディモディフィケーション

【7】一ノ瀬巧

タクミとマルコム・マクラーレン。バンドの生みの親の共通項とは?

●評論

・ロンドン・パンクと「セックス・ピストルズ」の時代

・誰もが己の戦闘服を纏って──永遠のヴィヴィアン・ウエストウッド

・『NANA』と椎名林檎と「1999年7の月」

・「上京物語」の系譜として見る『NANA』

・なぜ、実写映画『NANA』はエポックメイキングな一作となったのか?

●コラム 『NANA』を深掘り

1 遠藤章司とグランジファッション

2 707号室とニューヨーク「チェルシー・ホテル」

3 上原美里(都築舞)を救った「ゴスロリ」と音楽

4 「いとしのレイラ」とペルシア文学

5 レンの愛車「1965年式のシェルビーGT350」

●私と『NANA』

俳優・中田クルミ ファッションも音楽も『NANA』から学んだ──。私の人生の基準です。

●名作地図

“パンク・スピリッツ”揺籃の地 1970年代のロンドンを歩く

●名作の舞台を訪ねて

ナナとハチ、20歳の「東京」生活

●矢沢あい 全作品初出誌&初収録単行本等データ/略年譜


【書誌情報】

書名:矢沢あい『NANA』の世界

シリーズ:別冊太陽 太陽の地図帖

編集:太陽の地図帖編集部

文:宇野維正/岡崎武志/小野原教子/佐藤誠二朗/杉山亮一/田口哲也(敬称略)

発売日:2025年8月7日

造本:B5/112P/並製/オールカラー

定価:1,650円(10%税込)

ISBN:978-4-582-94634-5

出版社:平凡社

https://www.heibonsha.co.jp/book/b665159.html


BUZZチケ編集部 注目ポイント

少女漫画『NANA』をファッションや音楽の視点から深掘りする特集ムック「矢沢あい『NANA』の世界」が、発売1ヶ月で大増刷の反響を呼んでいる。

未公開の下絵や描き下ろしイラスト、矢沢あい氏のインタビュー、専門家による評論を収録し、作品の魅力を多角的に紹介する。