『エスクァイア 日本版』最新号、8月29日(金)発売──表紙は堀米雄斗さん
Photograph by Shunya Arai
本号では、進化を続けるテーラードの現在地を探る特集をはじめ、気候変動や都市の過密化といった地球規模の課題に挑む4人の建築家の視点を紹介。さらに、米国版『エスクァイア』のジャーナリスト、マーク・ウォーレンによる記事が、創刊92年にして初めてピュリッツァー賞(特集記事部門)を受賞したことを伝え、その全文が10ページにわたり掲載されている。ファッション、ライフスタイルとジャーナリズムを横断する、エスクァイアならではの1冊を楽しむのはいかがだろうか。
テーラードで、自由をまとう
photographs― Opnening spread: Ayumu Yoshida; from left to right: Masahiro Sambe, Mitsuo Okamoto, Masaya Tanaka, Mitsuo Okamoto
19世紀のイギリスが発祥といわれるテーラードは、今また大きな変革の時期を迎えている。素材の進化で軽やかさを手に入れたもの、天然素材で上質さを追求したもの、構築的なシルエットからビッグシルエットまで、そのバリエーションは実に多彩だ。
多様性が求められる現代、テーラードだからといって、ルールに縛られる必要はない。なぜなら、テーラードそのものが“自由”を象徴する存在になっているのだから。
地球のための設計図─4人の建築家の視点
Photographs by Maya Matsuura
気候変動や都市の過密化、生物多様性の喪失―地球規模の課題が交差するいま、建築は何を描くべきか。レム・コールハース(OMA)、安藤忠雄、カルロ・ラッティ、ダン・スタバーゴー(Cobe)、世界の最前線で活躍する4人の建築家が、それぞれの哲学と創造力で示す、未来への設計図。
ある牧師の死──ネットメディアが引き起こした悲劇
Photograph by Andrew Hetherington
アメリカ・アラバマ州の小さな町で牧師として信徒たちに愛されたパーソン氏が命を絶った。インターネットに投稿されたプライベートな写真や文章がメディアによって暴露され、絶望に追い込まれたのだ。入念な取材のもと、彼の最期の日々を克明に描き出した米国版エスクァイアのマーク・ウォーレンの記事が、創刊92年で初となるピュリッツァー賞(特集記事部門)を受賞した。
過去で未来を創造する、勃興のウズベキスタン
Photographs by Takeo Yamada
ウズベキスタン。この国の正確な位置を世界地図で探せる人は、日本ではまだ少ないかもしれない。無論ニッチな旅や絶景を好む人たちには、目の覚めるような紺碧のタイルが輝く世界遺産、“文化交差点”サマルカンドやブハラ歴史地区、そしてヴァの旧市街地“イチャン・カラ”の建築はおなじみ。いずれも中世イスラム文化の建築技術や天文学の先進性をたたえている。しかし、この国はシルクロードの要衝であった栄光のみを資産に生きていくことを拒否。文化資本と創造経済を重視した、急速な発展とユニークな国興しのため、いま注目を集めている。
重力に抗い、優雅に舞う/堀米雄斗
Photograph by Shunya Arai
長年にわたり唯一無二の存在感を放つルイ・ヴィトンの今季の新作は、2000年代のストリートから着想を得たコレクション。オリンピック2連覇を成し遂げた世界的スケートボーダー、堀米雄斗が誕生したのはちょうどその頃。ストリートの申し子が、モードでラグジュアリーな2025秋冬メンズ・コレクションを軽やかに、エレガントにまとう姿を、本号の表紙とともに12ページにわたり特集。さらに、インタビューでは、撮影の裏側やファッションへの思い、挑戦を重ねる彼の人間像を、エスクァイアならではの視点で描き出されている。
— その他コンテンツ
・エレガンスの継承/志尊 淳
・テーラードの夜明け/前田拳太郎
・緑目の怪物たち──トップドライバー、アルフォンス兄弟の確執
・富士の聖域に、静寂と再生の宿
・0.1%の“素の味”がつなぐ日本古来の「おいしい」
・何を選ぶ? 毎日のシャンプー問題
・Journals 伊藤穰一・鈴木正文・鈴木芳雄・砂村栄力・W・デーヴィッド・マークス・浜田敬子・藤本壮介
Esquire Japan No.3 October 2025
【発売日】2025年8月29日(金)
【販売価格】 1,400円(税込)
【販売書店】全国の書店、ELLE SHOP、Amazonストア ほかネット書店
BUZZチケ編集部注目ポイント
スケートボーダー、堀米雄斗がエスクァイアの表紙に登場!
12ページに渡る特集は見逃せない!