ニュース 2025年08月13日
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【THE LAST PIECE ep.06】クリエイティブ審査を終え、通過者の半数を発表。
THE LAST PIECE BMSG ラスピ

【THE LAST PIECE ep.05】の記事はこちらから↓🔗

https://movementpress.jp/news/10659/


4次審査で20名が挑むのはクリエイティブ審査。

この審査は、BMSGの代名詞ともなりつつある審査であり、参加者自身がメロディー・歌詞・振り付けまでを創り上げ、チームで一つの楽曲を完成させる。


クリエイティブ審査で使用するトラックを作成したのはBMSGに所属するBANVOXだ。

teamCはRUI、YUTA、TAICHI、COTAの4人。


【THE LAST PIECE 本編】Ep.06 / Seek The Voiceより


TeamCの楽曲テーマは、YUTAの提案により“影”に決定。そこには、希望の光も含んだ深い意味が込められていた。

4年前、『THE FIRST』でクリエイティブ審査を経験し、その後も楽曲制作に関わってきたRUI。しかし意外なことに、本人は「クリエイティブが一番苦手」と話す。

一方、初回のプリプロ(仮レコーディング)では、思うようにメロディーを口ずさめず、表情を曇らせるTAICHI。その不安げな様子は、実は3次審査の頃から時折見えていたものだった。

迎えた2回目のプリプロでは、前日に生まれたメロディーをもとに、録音を通して少しずつ曲を形にしていく作業がスタート。その中で、いち早くラップパートの歌詞を用意してきたのがCOTA。その積極的な姿勢に刺激され、ほかの3人も次々と歌詞制作に取りかかる。

そんなTeamCのもとに現れたのは、BMSG所属のAile The ShotaとREIKOの2人。彼らは4年前、『THE FIRST』のクリエイティブ審査でRUIと同じチームだった仲間。当時13歳だったRUIは、彼らに支えられながらオーディションを乗り越えていた。

久々の再会に、喜びを隠しきれないRUI。Aile The Shotaから「悩みある?」と尋ねられると、「(自分が)イケメンすぎて困る」とおどけて答える姿は、当時の無邪気なRUIそのものだった。

ダンスの振り付けは、世界大会優勝経験を持つYUTAを中心にわずか4日ほどでほぼ完成。その完成度は、ダンストレーナーのMoneyも「鳥肌立って泣きそうになった」と称賛するほどだった。

そして迎えた3回目のプリプロ。Aile The ShotaとREIKOも同席し、歌唱指導や、COTAのレコーディングマイクの位置調整など、頼れる先輩として全面的にサポートしていく。

順調に見えたTeamCだったが、中間発表では他チームの完成度の高さに焦りが広がる。


【THE LAST PIECE 本編】Ep.06 / Seek The Voiceより



3次審査でSKY-HIから「考えすぎないで。バイブスではち切れるところを見せてほしい」と言われていたCOTAは、自身のラップリリックを書き直す決断をする。

さらにYUTAも、SKY-HIから出された「5歳児の感覚を取り戻してほしい」という課題に取り組んでいた。ボイストレーナーのりょんりょん先生からは、「丁寧に歌うのを一度やめて、無邪気に身振り手振りを大きくしてみて」と、ダンスにも通じるアドバイスを受ける。YUTAは「ミスをしないことにフォーカスしがちなので、もっと思いのままに歌えるようになりたい」と自らの殻を破ろうとしていた。

その中で、特に高い評価を受けたのがRUIだった。

りょんりょん先生からは「リーダーみたいな顔になってる。お兄ちゃんたちのところにいた時の顔じゃないわよ」と成長を感じさせる言葉がかけられる。RUIは「りょんりょん先生のボイトレって、5分前くらいから緊張するんですけど、褒めてもらえて、今までやってきたことが間違ってなかったんだと実感しました」と語る。かつてはチーム最年少として先輩たちに支えられていたRUI。今では最年長として“影”のテーマを背負い、リーダーとしての自覚と成長を見せている。

TeamCの楽曲タイトルは「光」に決定。影の中に確かに存在する希望を歌い上げる一曲となる。

そして本番前日。YUTAに、ついに“スキルを意識しない”感覚が訪れる。SKY-HIは「今、脱皮しようとしてるね」と、その歌声の変化を評価。

続くTAICHIもまた、「何かの壁を超えたね」とSKY-HIに言われるほどの成長を見せる。「自分の声に対する考え方が変わった」と語るTAICHI。それぞれが自分の殻を破り、新しい一歩を踏み出そうとしていた。




「光」(審査映像は本編27:03~)

SKY-HIは「昨日、TAICHIにも言って大事なことだからみんなにも言っとこうと思うんだけど ここにいるみんな チームメイトのみんなTAICHIのこと大好きだし、RUIのこと大好きだし、YUTAのこと大好きだし、COTAのこと大好きだし、みんなのことめっちゃ大好きなのね。多分 世界で一番売れてる人って世界で一番応援されてる人になると思う。みんなは愛される資格めちゃくちゃあるから、好きなだけ愛されにいってください」とコメント。

その言葉は、TeamCの歩んできたすべての時間に対する、最大の称賛であり、これからを生きる上でのエールでもある。TeamCは、自らの影を認めたからこそ、他者の光にもなれる。

“誰かに愛される”ことを恐れず、“自分を愛する”ことを忘れず、この先も光を目指して進んでほしい。



teamEはISANA、KANON、REN、HALの4人。


【THE LAST PIECE 本編】Ep.06 / Seek The Voiceより


TeamEの楽曲テーマ&タイトルは「Love Myself」に決定。

それは、”自分自身を愛する”ことを10代である彼らが歌うことに意味があるという強いメッセージが込められた一曲だ。

楽曲のパート決めでは、これまであまり発言のなかったHALが、ラップパートに立候補。「3次審査の課題を、4次審査で克服したい」と語る。3次審査でSKY-HIから「HALにしか目がいかない瞬間をもっと作ってほしい」と言われたことを受け、得意のラップで存在感を示そうと決意したのだ。

その申し出に、チームの仲間たちは「やるしかないやん」と即答で背中を押す。ライバルでありながらも、まず仲間であるという姿勢がそこにはあった。その真っ直ぐなやり取りに、心が温まる。


初回のプリプロでは、KANONが圧倒的な存在感を放つ。

彼の放つセンスに、他のメンバーたちも思わず驚きを隠せない。そんなKANONは、かつてMISSION×2の最終審査で名前を呼ばれなかった経験を持つ。悔しさと積み重ねてきた3年分の想いを、この歌に込めようとしていた。

翌日からは振り付けの制作もスタート。中心となるのはRENとISANA。ISANAは、自分にとってのダンスへの信念をこう語る。「自分が一番とかは全く思ってないけど、自分の中の一番ではある。そこに自信なくしたら絶対にヤバいことになっちゃうからしっかり自信を持つ」


https://x.com/THELASTPIECE_Xより


そんなTeamEのもとにも、BMSG所属のAile The ShotaとREIKOがアドバイスに訪れる。

Aile The ShotaはLove Myselfを歌う彼らに「自分のバース書いて自信持つための作業をした方がいいかもね」「自分を疑ったりとかも超大事だし」と自分を信じながらポジティブに疑うこと、“Love Myself”のテーマに寄り添った言葉をかけてくれた。


迎えた2回目のプリプロ。

ラップパートを任されたHALのパフォーマンスに、SKY-HIは「KID FRESINOみたい」と高く評価する。HALは「3人とも褒めてくれて、自信につながった」と素直に喜びを口にする。

続くRENも、REIKOやAile The Shotaの助言を受けながら、自分らしい歌声とスタイルを模索。そのプロセスの中で、少しずつ自信をつけていく。

プリプロ後、SKY-HIはTeamEにこんな言葉をかける。

「“覚える”って意味での練習じゃなくて、音楽ともっと仲良くなるとか、音楽を鳴らす仲間との関係を深めるとか、そういう作業を通して最終的に“自分と仲良くなる”。クリエイティブ審査で一番大事なのはそこだから」

しかしその一方で、りょんりょん先生のボイトレでは厳しい指摘も。

「お客さんからお金とお時間をいただいて見せるものでは、まだないよね」

その言葉は、プロとしての意識の甘さを指摘するものだった。


特にHALには、「顔の表情ゼロになってる」と、りょんりょん先生から指摘が入った。一方、ボイトレ中に不安そうな表情を浮かべていたISANAも、レッスン後にスタッフへ本音を漏らす。

「歌を歌うことが、弱い自分を見せている気がするんです、正直。」実はプリプロの段階でもAile The Shotaから「不安そうな顔してるけどめっちゃ自信持ってやって良いよ」と言われていたISANA。Aile The Shotaから歌声を褒められても不安げな表情は変わらない。

その後、1人で黙々と自主練に励むISANA。「これを乗り越えられずに次の審査に進める気しないんで、しっかり乗り越えたからこそ評価してもらえると思うし、自分自身の表現の魅力があるってことは忘れたくないなって思います」と語る。不安の中でも、ISANAの中には確かに“Love Myself”の精神が宿っていた。


不安な表情を浮かべるISANAの周りにチームの垣根を超えてみんながアドバイスをしに来る。




「Love Myself」(審査映像は本編53:58~)

SKY-HIは「今回はパーソナルな歌詞になるだろうなって思ってたんだけど、フックの部分でやっぱりみんなの歌になるよね。良いミュージシャンですね」とコメント。

自分自身を愛することに向き合ったその先で、TeamEの歌は、誰かの心にも確かに届いていた。

それは、“Love Myself”というテーマが、歌っている本人たちだけでなく、聴いている者の心にまで届く力を持っていた証だった。



これにて全5チームのクリエイティブ審査のパフォーマンスが終了した。

クリエイティブ審査を通過できるのは14名だ。

1人ずつSKY-HIから名前が呼ばれる。名前を呼ぶ順番はランダムだが1番に名前を呼びたい、MVPの候補者がいるという。それはTAIKIだった。

「クリエイティブに優劣はないので順位をつけるつもりはなかったんですけど、あれを見ると流石に言わせてもらいたいです。あなたがNo.1でした」と称賛を送るSKY-HI。特に印象的だったのは「命を懸けるみたいなことになった時に普通は持ってるスキル全部ぶつけてみたいな方に思考がいきそうなものなのに、それを明日死ぬならみんなが楽しく笑顔になれる曲作って死にたいみたいな、そういう発想になって、そういう言葉が出てくる、あなたのアーティストとしての人間力、もう脱帽、感服、心から尊敬しています」と語る。「4年前は悔しい思いをさせてしまったと思うんだけど、結果として底からの4年間のあなたの過ごし方でそれを全部正解にしてみせた」「あなたは完全に過去の自分に一番かっこいい形でリベンジを果たしたと思います」と心からの称賛を送った。


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2人目はKEI。SKY-HIは「審査する度に自分(SKY-HI)が想像してるアーティスト像をちょうど一歩ずつくらい上回ってくる」「こういうのって純粋なスキル以外にあなたが人間として磨いてきたりとか今培ってるものの積み重ねが本当に尊いものがあるんだろうなとか、それを選ぶセンスの良さ、そこら辺にすごくアーティストとしての可能性を強く感じているところはあります。不安はありません」とKEIへの確かな信頼を込めて言葉を送った。


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3人目はGOICHI。SKY-HIは「最初のバースを歌う時の目線の動き一つで”これはいったな”っていうのをこっちに感じさせてくれるくらい、GOICHIの目線一つでシーンを説明するようなパフォーマンスと説得力、スキルだけじゃなくて表現者として ものすごい高いレベルのものを見せてもらった」「良い方向に努力できて良い方向に成長できているというふうに見えてるので、そのまま思い切ってやってほしい。そのまま進んでください」と今後の期待を語った。


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4人目はTAICHI。「言うべきことは全部言えてるかなと思う。階段ももう目の前に見えている」と現在の位置を評価。「まだ良い意味でポテンシャルを発揮し切れていると僕は思っていなかったりもするので、次でしっかり見せてくれると信じています」と、さらなる成長への期待を口にした。


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5人目はKANON。「トップライナーとして、メロディーメイカーとして、アーティストのセンスとして、それを表現するパフォーマンス能力として文句の付けどころがないっていうのが正直なところです」と、その多彩さを高く評価。「偶然ちょっと”フックのトップライン 俺だったらこうするな”って考えてたやつとほぼ一緒だったんだよねっていうの言ったと思うんだけど、もはや俺はそれが誇らしいくらいアーティストとして本当に尊敬しています」と、KANONへの深いリスペクトを言葉にした。


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6人目はYUTA。SKY-HIは「今、アーティストとして成長している段階なのかなっていう風に思って見てます。ここまでの3次審査とクリエイティブ審査の2回連続で自分の中の癖を個性まで昇華させたので、これはこのままいったらどこまで行くんだろうっていうふうにワクワクしています」と期待を寄せた。そして「そういう代替不可能なたくさんの個性を持ったアーティスト、YUTAっていうアーティストにはもうなっていると思うんで今の方向でこのまま努力してあなたの力でYUTAっていうアーティストを育てていってほしいなと思います」とエールを送った。


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7人目はADAM。SKY-HIは彼について「下手したら誰よりも少年じゃないかってくらいの好奇心とか音楽に対する純粋さとかをすごく感じていて、そこにものすごくポテンシャルを感じています」と語る。「おそらく歌唱が武器のメンバーだと思うんだよね。歌唱が武器のメンバーであるのならば歌唱がもう一個二個段階上がんないといけない。そしてグループとしてダンスするのであればダンスのレベルも基礎的なところから底上げしていかなきゃいけない」と課題を挙げつつも、「決して道のりは簡単じゃないけど、逆に言うと不可能じゃない」とも続ける。「そう思わせてくれたのもADAMのクリエイティブ審査期間の頑張りとかその結果見せてる姿とかアーティストとしてのあなたとあなたの人格性格の部分で僕にそう思わせたっていうことだと思うので、成し遂げていってほしいと思っています」と期待を込めてエールを送った。


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6月27日20時から本編の配信を開始。以降、全13話が毎週金曜日に配信される予定である。また、TBS『THE TIME』の”THE LAST PIECE”コーナーにてオーディションの最新情報を毎週金曜日に放送中。

【THE LAST PIECE 本編】Ep.06 / Seek The Voice




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