ニュース 2025年07月11日
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【THE LAST PIECE ep.02】合宿審査が遂に開始!4年の時を経たTAIKIとRUIの姿に感動。
THE LAST PIECE BMSG SKY-HI オーディション BMSG TRAINEE THE FIRST

【THE LAST PIECE ep.01】の記事はこちらから↓🔗

https://movementpress.jp/news/9972/


BMSGによる新たなボーイズグループ結成を目指すオーディション『THE LAST PIECE』のEp.02が公開された。

「夢を見ずらい現代を生きる10代に、夢の見方を教えるプロジェクトを作りたい」というSKY-HIの思いの下、開催された『THE LAST PIECE』。3次審査合宿の舞台は、自然に囲まれた学校へと移された。


合宿での審査を始める前にSKY-HIは


「まずはみんなも肝に命じてほしいんだけど、人に対しての誠実さみたいなのが欠けるとやっぱ絶対自分に返ってくるみんなが作ってくれた期待、お客さんが掲げている期待とかを体現するのがステージ上の人だから、そういういろんな人の生活に終着点に自分がいるっていう想像力、いろんな人の生活があるっていうことの想像力を働かせて、それを踏まえてみんなのために動いてくれている人に対する誠実性は大事にしていてほしい。」


と合宿審査への切符を手にした30名の参加者たちに、これから始まる合宿、そしてその先にあるデビューに向けて大切にすべき考えを伝えていた。


3次審査では、5人ずつ6チームに分かれ、「課題曲」を用いたグループパフォーマンス審査に挑む。


課題曲「Move On / BE:FIRST」

YUTA、TAIKI、KANTA、EITA、SOLA



BMSG TRAINEEのTAIKI、YUTA、そして一般応募のKANTA、EITA、SOLAから成るMove Onチーム。


ダンスの実力者が集まったこのチームは振り入れ開始からわずか30分で振付を自分たちのものにし、合宿初日からSKY-HIに「プロ顔負け」と言わしめたその実力はやはり本物。

実力者揃いの中でチームをリードするのは「THE FIRST」で脱落した後、BMSG TRAINEEとして経験を積んできたTAIKI。

「スキルはこの4年間で出来る限り身につけてきたので、人間性や謙虚さを大切にしながら、広い視野を持って頑張っていきたい」「ライバルであり、仲間であることを忘れないで、目標は全員で通過すること」と、仲間を想う強い気持ちを明かした。


しかし、順調に進んで行くように思われたMove Onチームにも課題が見つかる。

中間発表にて、激しいダンスと同時に歌唱をこなすことの難しさが浮き彫りとなった。それもそのはず。実はメンバーのKANTA、EITA、SOLAの3人は、歌唱経験がほとんどなかった。


そんな中、KANTAはスタッフに対し、歌唱以外の悩みを打ち明けた。

彼は自身が吃音症と場面緘黙症を抱えており、「伝えたいことがうまく伝わらず、自信がないように見えてしまう。それが原因で、過去のオーディションでは悔しい思いをしてきた」と語った。

実際、前回放送された2次審査では、自己紹介で言葉に詰まる場面も見られた。

そのとき、SKY-HIは「緊張はするよね。あ、また来たんだKANTAくん、くらいの気持ちで見させてもらいます」と、あたたかく声をかけた。

この言葉がKANTAの心を和らげ、「自分の素を見せることができた」と、彼はその瞬間を振り返っている。”同じ悩みを持つ人の希望になりたい” KANTAの胸の内にはそんな熱い想いが隠されていた。


【THE LAST PIECE 本編】ep.02 / Blool of Youthより


歌唱経験のないKANTA、EITA、SOLAの3人を支えたのは、BMSG TRAINEEのTAIKIとYUTA。

3人はアドバイスをその場で素直に吸収し、目に見えて成長していく姿を見せ、SKY-HIもその変化に驚きを隠せなかった。

審査発表を翌日に控えた最終チェックでは、ボイストレーナーのなつき先生が、その成長ぶりに思わず涙を流す場面も。その光景にSOLAは「自分たちのパフォーマンスで誰かを感動させたのは初めてで、素直にうれしかった」と語り、KANTAも「こういうのが自分の好きな瞬間なのかなと感じた」と振り返った。

迎えた審査当日。本番前にSKY-HIから「緊張するってのはステージへの礼儀だと思ってるんで、緊張していることをしっかり受け止めて、ベストを出すことに集中しましょう」と参加者全員へ声が掛けられた。




パフォーマンス終了後、「この曲が決まったときは、すごい自分的にも胸熱で4年越しにこのMove Onっていう曲にチャレンジできる(THE FIRSTではMove Onを披露する審査の直前に脱落)なっていう気持ちで臨んだんですけど、自分たちで完璧でしょって言えるようなパフォーマンスができてもどんどん課題が出てきて本当に終わりがないんだなっていうことを知れたし、今回はいろんな面で視野広く動けたんじゃないかなって思います。」と語るTAIKI。

かつて「THE FIRST」に参加していた頃は、当時の同チームのリーダーから「もっと周りを見て」と注意を受けていた。あの頃リーダーにかけられた言葉を、今は自分が背負い、仲間の成長を支える立場になったことを思うと、彼の成長が視聴者の胸に響く。


そして3次審査を終えこのような感想を抱くTAIKIに対して「音楽が仕事になったときにどれだけ練習を突き詰められるか、自分がどんどん磨かれていくことを喜びに思えるかっていうことだったりって人生まじで分けると思っていて、表に出るから、ちやほやされるから、いっぱいお金がもらえるから、有名になれるから、モテるからそっちの方が楽しいなってなった瞬間にアーティストは1個死ぬんだよね。じゃなくてこの何物にも代えがたい喜びを絶対に忘れないで欲しいなって思います」と答えた。



課題曲「Just Like Dat feat. JP THE WAVY / PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE」

COTA、KEI、SHO、ISANA、A.J



BMSG TRAINEEのCOTA、KEI、そして一般応募のSHO、ISANAの、A.Jから成るJust Like Datチーム。


チームメンバーたちの振り入れの速さにKEIが驚きを見せる中でも、ひと際目を引いたのはISANAのダンスだった。自然と目を引く彼のパフォーマンスにはTRAINEEの2人も称賛の言葉を口にしていた。


しかし、本人は今の自分に足りないピースは”自分に対する自信”だと明かした。大手事務所で10年にわたってダンスに打ち込みながらも、これまで一度もデビューのチャンスを掴めず、さらに過去に参加したBMSGの合宿ではTRAINEEに選ばれなかった経験が、少しずつ彼の自信を蝕んでいった。確かな実力を持ちながらも、悔しさと葛藤を抱えながら歩んできたその道のりが、今のISANAを形作っている。


そんな過去を背負いながらも、ISANAはただ悔しさにとどまるのではなく、前に進む姿勢を見せている。KEIが社長から指導を受ける姿を撮影する彼の姿には、仲間を支えながらも自分自身の成長にもつなげようとする強い意思が現れていた。

『本当に集中しないと言われたことが2割くらい忘れちゃう。自分がそうなったからちょっとでも何かできたらいいなと思って。ダンスのトレーナーの方に「ライバルでもあるから」って言われてそれを自分でも痛感したんですけど、与えてあげられてる上で自分も成長したらきっと自分にもプラスになることもあると思う』と、率直な思いを語った。


【THE LAST PIECE 本編】ep.02 / Bloom of Youthより


ISANAのように、仲間を支えながら自らの成長を目指す姿勢は、チーム全体にも良い影響を与えていた。Just Like Dat チームは他のチームと比べるても意見交換が活発で互いを尊重し合う温かな雰囲気が印象的だ。中間発表では、SKY-HIからもチームの一体感が高評価を受けていた。

しかしBMSG TRAINEEであるCOTAは喉の不調で悔いが残るパフォーマンスとなってしまった。そんなCOTAを気にかけ、前向きな空気を生み出していたのがSHOの存在だ。SHOが中心になってチームを引っ張っていくなか、SHOはまだISANAが不安を拭いきれていなことに気付いた。

ISANAがダンスに比べ経験の浅いボーカルに対する不安を打ち明ける。そこで声を掛けたのがKEIだった。ISANAと同じく長年経歴を重ねてきたKEI。自身もISANAと同じように、褒められても素直に受け取れない性格だと共感を示したうえで、「でも、そこはちゃんと受け止めて、自信に変えたほうがいい」と、温かいアドバイスを送った。続けて、A.Jも「もし、変だったら言うから。そのためのグループだから。」と背中を押した。


審査前日の最終チェック後、外で涙を流していたのはTRAINEEのCOTAだった。「考えたくはないけど、落ちちゃったらどうしようって悪い方に考えちゃって。ヤバい、良い方向に考えなきゃって自分にプレッシャーかけちすぎちゃったなって」そう語るCOTAの胸には、”人生が変わるかもしれない”というオーディションへの想いと、BMSG TRAINEEとしての責任が重くのしかかっていた。果たして本番を無事迎えることはできるのか──。




パフォーマンスを終えた彼らに、SKY-HIはこう言葉を贈った。

「技術面でもっと改善できることはまだまだあるけど、この溢れるパッションとかエナジーみたいなやつって2025年の今じゃないと出ないやつだと思うんだよね。こうして出し切る経験っていうのもできた人たちはこれが成長のきっかけだったって言える瞬間になると思うんだよね。そういう弾ける一瞬みたいな感じだけど永遠に続く思い出のことを人はみんな青春って言ったりするんだけどそれを感じさせてもらった。これは尊いね。自分も見る側として、そして教える側としてその青春に加わらせてもらえたこと心から嬉しく誇りに思います。」

この言葉には、このチームのすべてが詰まっているように感じられた。



課題曲「come again / m-flo」

RYOTO、REO、RUI、KEITO、HAL



BMSG TRAINEEのRUI、KEITO、HAL、そして一般応募のRYOTO、REOからなるcome againチーム。


このチームの最年長はRUIだ。

RUIといえば、『THE FIRST』参加当初は最年少で、無邪気さゆえに周囲を困らせていた姿が、今も視聴者の記憶に残っていることだろう。

そんな彼が、今では“最年長”としてチームを引っ張る立場になっていた。


RUIが背負った“最年長”という立場、そしてこのチームに立ちはだかった大きな壁――それは、メンバー全員が人見知りであるということだった。

「誰か1人が話してるときは、ちゃんと聞いてあげないと。そうしないと、チームワークは高まらないと思うから、そこだけはちゃんとしていこう」

RUIがそう語ったのは、チームの空気を少しでも前向きに変えていこうという意思の表れだった。

しかし中間発表では、思わぬミスが相次ぐ。

REOは歌詞を飛ばし、RUIも振り付けを間違えるなど、パフォーマンスは本来の実力を出し切れないまま終わってしまった。終了後、RUIは珍しく感情を露わにし、悔しさを滲ませた。

REOも自らの失敗に涙をこぼす。最年長として、そんなREOを気遣いながらも、自分自身の不甲斐なさにRUIの目にも静かに涙が浮かんでいた。


【THE LAST PIECE 本編】ep.02 / Bloom of Youthより


そんなRUIにSKY-HIが「あとは2日後、RUIが全部正解にして返してくれると思うから」と明るく声を掛けた。


またインタビューでは「THE FIRSTで最年少だったRUIがグループの最年長になって、グループがもっとしっかりしてたら俺ももっといいパフォーマンスできるのになんて思わない性格だからさ。グループがうまくいってないときに、5倍のプレッシャー5倍の不安5倍の責任感になってのしかかってくるんで、それが辛かったんだろうね」

「こっちの視点から見ていると今日みんながあたった壁は成長のきっかけでしかない」とチームの現状とRUIの抱えることについて語った。


切り替えて練習に戻ったcome againチームのもとに、隣で練習していたMove Onチームが見学に訪れた。

Move OnチームのTAIKIが、ラップパートのミスに悔し涙を流していたREOを気遣い一緒に練習しようと声を掛ける。オーディションという競争の場でありながら、互いを思いやり、高め合おうとする彼らの姿勢に、胸が熱くなる視聴者も多いはずだ。まさにこの姿はBMSGが掲げる”上り詰める、だけど蹴落とさない”精神を体現していたといえるだろう。

THE FIRSTから一緒に切磋琢磨してきたRUIも「TAIKIってなんか頼りになるんだな」と照れくさそうに呟いていた。


その日の練習終わり、come againチームの空気は明らかに変わっていた。

どこか一皮むけたような、メンバー同士の距離が一気に縮まったような、そんな前向きな雰囲気が漂っていた。RUIも、「みんなが元気になってくれてよかった」とほっとした表情を見せ、濃密な一日を終えた。

だが、本番当日の審査1時間前になり、突然泣き出してしまったKEITO。

「まだ決まってないけど、落ちるのって怖いですね」と打ち明ける。そう打ち明けたKEITOは2次審査で「”TRAINEEだから”という声に甘えずに夢は実力で掴みとる」と覚悟を語っていた。それでもなお、TRAINEEという肩書きが与えるプレッシャーは、簡単には拭い去れないものなのだろう。


様々な壁にぶつかり、悩み、葛藤しながらも、助け合い支え合ってここまでたどり着いたcome againチーム。絆を深めた彼らが、どんなパフォーマンスでその歩みを証明してくれるのか。




「全チームに言えることだけど、生まれも育ちも違くて好きなものも違くて考えることも違う人が集まって同じものを作るってすごく大変なことだと思う。だけど、あなたたちが感じた上手くいったことはもちろん、上手くいかなかったことも大きい財産になって、大きい成長の種になって返ってくると思うんで、良かった思い出も良くなかった思い出も、しっかり覚えておくときっとなにか大きいお返し、そういう思い出をくれると思うんで、素晴らしい時間を過ごしたと思ってくれていいと思います。


少なくとも、俺はパフォーマンスで十分それを十分感じました。」とcome againチームを評価。

come againチームにとって、この経験はきっと今後の人生においてもかけがえのない財産となるだろう。



6月27日20時から本編の配信を開始。以降、全13話が毎週金曜日に配信される予定である。また、TBS『THE TIME』の”THE LAST PIECE”コーナーにてオーディションの最新情報を毎週金曜日に放送中。


【THE LAST PIECE 本編】Ep.02 / Bloom of Youth




BUZZチケ編集部注目ポイント

BMSGによる新オーディション『THE LAST PIECE』第2話では、3次審査合宿に挑む3チームの奮闘と成長が描かれ、参加者たちは課題や葛藤を乗り越えながら互いに支え合い、仲間との絆と真摯な姿勢で“青春”と呼べる瞬間を作り上げた。