イベントレポ 2023年04月05日
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【イベントレポート】BLOCK × clubasia 27th Anniversary
BLOCK clubasia NevalOne

3月25日にclubasiaにて『BLOCK × clubasia 27th Anniversary』が開催された。

『BLOCK』は池袋BEDにて始まり、4年前からclubasiaで開催され、今ではclubasiaを代表するともいえるイベントである。

本物を見せたいと、採算度外視の最強最凶最狂ラインナップのパーティーで、オーガナイザーはNevalOne(@neveralone_viii)氏。

魅力は書ききれないが、僭越ながら当日のイベントレポートを書かせていただいた。

メインフロアだけではなく、1Fや2FのDJ陣の豪華さや安定感というのも本パーティーの魅力である。クラブ遊びをどのフロアに居ても楽しめる親切な設計だ。


メインフロアでは逆さ十字が3つ並び、そこに映されるREAKS(@reaks_01)のプロジェクションマッピングがインパクト大で、世界観に圧倒された。オープンからすぐにメインフロアがパンパンの状況となり、期待値の高さが伺える。

DJ KOTARO(@dj_kotaro_)からスタート。

HIPHOPを中心にしたジャンルレスな展開が魅力であり、オーガナイザーのNevalOne氏に、「DJ KOTAROがいないパーティーはしたくない」と言わしめる、キーパーソンとも言えるDJだ。


次にNO FLOWER(@xnoflowerx)のDJタイム。

kiLLaのメンバーでもあるNO FLOWERが、鋲のついた全頭ニット帽でクールにフロアを沸かせる。



大阪・住之江発のヒップホップ・バンド、裸繪札(はだかえふだ)のliveパファーマンスが開始。

ハードコアな爆音とボーカル マチコ(@masukaitenero1)の激しい煽りでフロアのボルテージがどんどん高まっていく。

何度もダイブをかまし、「これぞLiveを見る醍醐味」と感じられる、狂乱のステージ。BLOCK初出演にして鮮烈な爪痕を残していった。




続くはDSXTX(@dsxtx_ex_d_seto_info)が登場し、スキルフルなラップで観客を沸かす。




バックDJはプロデューサーやビートメイカーとしても人気を集めるATSUKI(@atsuki1224)。

LIFELESS(@lifeless042)との新曲披露や、FULLMATIC XX(@fullmatic_xx)、ヤングアーミー(@youngarmy1998)、LILSTANKY(@lilstanky0245)、KaworuMF(@kaworu_yell)、DJ EZEL(@djezel_106)

らのサプライズ出演などトピックが盛りだくさんのステージを見せた。

続くは釈迦坊主(@shakaboo2)。両手を開き宙を仰ぐ姿が、これから儀式が始めるような気持ちにされる。うちわで声援を送るヘッズもいて、ジャンレスな会場の懐の深さを感じる。

独自に音楽性を拡張させ続ける釈迦坊主の魅力が詰まったステージであった。



5年ぶりの新作EP『KiLLa vol.4 Spring – EP』で話題のクルー、kiLLa(@killatokyo)が登場。



待ちわびたかのようにフロアから歓声が上がる。『SHINE』ではフロアが上下に揺れる。

新作EPにも含まれる『For kiLLa』なども披露した。

FUJI TRILL(@fuji_trill)の圧倒的で独特な存在感を持つDJプレイが、このBLOCKのステージに非常にマッチしており、会場はすぐさま世界観とDJプレイに飲み込まれ、音楽に身体を揺らす。

AMON(@amon.222222)やREVY(@revy666)なども登場し、フロアを更に盛り上げる一幕もあった。




TYOSiN(@tyosin13)はオーガナイザーのNevalOne氏とは盟友の存在で、池袋BED時代から共に『BLOCK』を主催しており、イベント名の名付け親でもある。バンドセットで曲を披露し、ベースのRENA(@rena_bass)やギターG4CH4(@g4ch4_beats)やドラム Age Factory / AFJBの増子央人(@msknkt_dr)の存在もTYOSiNの声の輪郭を際立せ、迫力を増していた。





ralph(@ralph_ganesh)は、昨今話題となった件にも触れ「俺のことを偽物だと言う奴がいるが、俺が1つだけ持っているものがある」と『Jitsuryoku』を披露。独特な低音とスキルフルなラップの説得力は言わずもがな、圧巻のステージだった。




メインステージの大トリをつとめるのはJin Dogg(@sadmadjake)。バックDJを務めるのは、FUJI TRILLと豪華なステージ。

「BLOCKでしか出来ないライブって何か考えた」と語り、新曲を披露。

FUJI TRILLも参加する、プロデューサーユニット”OVER KILL”とのフィーチャー曲、

『ボケ死ね (feat. Jin Dogg)』や『街風』など披露。途中でTAKABOやralphも出演する一幕も。

Jin Doggが「俺も本気だ、真ん中開けろ」と促すと、パンパンのメインステージのフロアの中心にサークルが作られ、激しいモッシュに。





どんどん煽り、モッシュの激しさは増していき、フロアのボルテージは最高潮に達した。

Liveが終わっても、もちろんパーティーは終わらない。むしろBLOCKの魅力はここからである。

2Fのフロアに出演者も来場者も皆で集まり音楽に酔う。






DJブースでは代わる代わる本日パフォーマンスしたアーティストやDJがプレイし、突然liveが始まったりするのも、このパーティーだからこそである。

両手骨折していたばかりのDJ KOTAROのダイブや、モッシュでDJブースの前の柵を破壊されるなど、パワフルなパーティーを思い思いに楽しんでいた。柵が壊れても笑いながら回収するclubasia店長鈴木さんの姿も印象的であった。

パーティーがフィナーレに近づき、DJ KOTAROが流すTYOSiNの前の名義KiDNATHANの名曲『Lonely』が胸を打つ。

パーティーは一人では作れない。

理解のある箱があり、シーンへの知見と熱量の高いオーガナイザー、そこに参加する魅力的なアーティストとDJ、そしてその音楽を愛するヘッズ達が居てこそ良いパーティーが成り立つ。

『BLOCK』は実に純度が高く、音楽を愛するもの達のための、稀有なパーティーであった。

オーガナイザーのNevalOne(@neveralone_viii)氏は、毎週水曜日にclubasiaにて開催されるDJやBeatMakerなど集まるパーティーEXODUS 通称 #エクソ の主催もしている。

BLOCKのエッセンスも感じることの出来るパーティーなので、気になった方は毎週水曜日にasiaに集合してみてはいかがだろうか。外国の方はフリーエントランスとなる。


また、8月にBLOCK8周年パーティーが開催されるとのことで、次もどんなパーティーになるのか非常に楽しみである。

📷photo by JET(@spec_jet_spec)


各種SNS等

clubasia official HP

https://clubasia.jp/

NevalOne Twitter

https://twitter.com/neveralone_viii

NevalOne Instagram

https://www.instagram.com/neveralone_viii/


BUZZチケ編集部注目ポイント

3月25日にclubasiaで開催された『BLOCK × clubasia 27th Anniversary』は、採算度外視の豪華ラインナップで大盛況。

裸繪札やkiLLa、Jin Doggらが圧巻のパフォーマンスを披露し、フロアはモッシュで熱狂。BLOCKのエネルギーは8月の8周年パーティーへと続く。