イベントレポ 2024年02月26日
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【イベントレポート】BLOCK ✕ Jin Dogg ONE MAN LIVE AFTER PARTY
BLOCK Jin Dog

カルト的な人気を持つイベント「BLOCK」が12月23日に今回も渋谷clubasiaにて、またJin Dogg ONE MAN LIVEのアフターパーティーとして開催された。

Jin Doggは東京のシーンでは無名ともいえる頃から、このBLOCKに出演し続けており、現在はメインを務めるまでに成長したアーティストだ。

そのため、BLOCKにてJin Dogg ONE MAN LIVEのアフターパーティーをやるということは、今までの歴史と軌跡を感じさせる、とても感慨深い出来事だろう。

そして、今回もワクワクとさせる、心をくすぐるような最高のラインナップが用意されていた。

BLOCKは、DJもアーティストも、確実にパーティーをブチ上げられる人しか出れないイベントである。

BLOCKを、BLOCKたらしめる存在であるTYOSiNはもちろんのこと、オーガナイザーを務める”ワンさん”ことNevalOneのパーティーに欠かせないFUJI TRILLやDJ KOTAROをはじめとする馴染みのある、間違いないDJ陣に加え、凄まじい勢いで人気を伸ばし続けるDADAや、卓越したスキルや独自の世界観で反響を呼ぶACE COOL、異彩を放つKamui、唯一無二のスタイルで愛されるMARZYなど豪華なラインナップ。


Jin Dogg ONE MAN LIVEのイベントレポート

🔗DAY1 at 恵比寿LIQUIDROOM

https://movementpress.jp/news/4762/

🔗DAY2 at 渋谷HARLEM

https://movementpress.jp/news/4797/

SECOND FLOORではAKIRA ORPHEUSが、LOUNGE FLOORでは$hirutaroが、メインフロアは、DJ KOTAROからスタート。





メインフロアのVJは、今回もREAKSが担当。

この逆十字も、引退予定とのことで見納めかもしれない。

今回はJin Dogg ONE MAN LIVEのアフターパーティーでもあるため、逆十字に「OMG」の文字が輝く。

SECOND FLOORのVJはCRAZY WITH ME。



シーンから支持され、全国のパーティーでひっぱりだこの、DJ KOTAROがバイブス全開でBAD BUNNY「MONACO」をかけ、会場がどんどん熱を帯びていく。



「今のシーンやこれから流行るアーティストが知りたければ、DJ KOTAROを聞けばわかる」し、スキルと破天荒さも持ち合わせた、とにかくパーティーを盛り上げる、間違いないDJである。


続くDJはMARZYが登場し、ハッピーなバイブス全開のノリノリなテンションでフロアを盛り上げる。

存在感とスター性も相まって、目が離せない。


続くメインフロアではBLAISE&S TILL I DIEが登場。

S TILL I DIE「Weakness」などを披露し、フロアが大いに沸く。





その後、Kamuiが登場し「ワンさんありがとうございます、この場所に出るの夢だったから」と前置きし、 Kamui & Tade Dust「賽」をアカペラで歌い始める。



「PATHWAY」を歌い終わると、体調不良で出演することが出来なかったralphが突如登場し、会場がざわめいた。

「ralphと申します。まず今日ライブ休んじゃってごめんなさい。でもちょっとライブ出来ないくらい体調悪いんだけど、一言言いたいことがあって来ました。喧嘩はやめろよ。」と言うと、フロアから歓声があがる。



二人がステージ上で握手を交わし、颯爽と去るralph。そうして一連のビーフに終止符がハッピーな形で打たれた。

これにはBLOCKのオーガナイザーを務めるNevalOneさんも、後に「昨夜のBLOCKにはralphが本当は入院するくらい体調悪いのに、みんなの前でKamuiと握手するためだけに来てくれた。俺はそういう場所を作れたことを誇りに思ってるし、彼らこそリアルだと思う。反社やギャングが言うリアルなんてどうでもいい。」とXに投稿していたのが印象的であった。

続く曲は「Critical」を披露、リアルを反映したリリックは、生々しい描写で、魂の叫びを歌いあげていた。


ステージにバンドセットを従えたTYOSiNが登場すると、2023年12月6日にリリースしたばかりのEP『シネマ』より「笑殺」から演奏がスタート。





『シネマ』をプロデュースしたG4CH4も共にステージに立ち、熱いパフォーマンスを繰り広げる。



「今日は『シネマ』のEPの曲は「笑殺」しかやりませんでした。来年ツアー回ります!BLOCK、2024年もお願いします」と語る。


FUJI TRILLのDJタイムになると、メインフロアが一気にFUJI TRILL色に染まる。



音楽、VJ、空間、すべてがFUJI TRILLのためにあるかのようにマッチしており、没頭し、音楽を楽しみ踊っているフロア。

SINISTER_XIIIのメンバーでもあるAMONやREVYのショットライブも行われた。







続くステージはDADAと、その実弟である太郎忍者が登場。DADAはSEEN BETTER DAYS “666”のアパレルを着こなしていた。








「Welcome to Nokey (feat. 太郎忍者)」、「Weapon」と立て続けに披露し、「こんばんは、福岡から来たDADAです」と話すと、同じく福岡のアーティストZERRYが登場し、「YEAH!!」でフロアが熱狂する。






マイクを持ったDADAが「みんな俺がどうやって歩くか知ってる?見せてあげる」と言うと「Satsutaba (feat. Watson)」が流れ、リリック通り首元が華やかになったWatsonが登場。




「せっかく来たからアルバムから1曲やらせてよ」と、「Fake Love (feat. DADA)」を歌った。




「Enemy (feat. AZU)」、「Dawn」では「みんなAZUのところ歌える?」とオーディエンスを煽りフロアが大合唱となる。

「次の曲で最後になるんだけど、今日めっちゃ楽しかったよね。ジェイクさんのワンマンから。アルバムリリースおめでとうございます。」と渋谷HARLEMで行われたJin Dogg ONE MAN LIVEの余韻を残しながらフロアに語りかけていた。


次のアクトはACE COOL。軽快なフロウにスキルフルなラップ、いつも通りサングラスをかけクールな出で立ちで、熱いスピリットを感じさせるパフォーマンスで「自尊心」などを披露した。



釈迦坊主は、パッションとエナジー溢れるステージを披露。

「散らかせますか?エネルギーと体力の散らかし!」と叫び、フロアの盛り上がりも熱を帯びる。




タイムテーブル上、”secret”となっている時間になるとFUJI TRILLが再びDJブースに立つ。

ワンさんがマイクを取り、「ジェイクが出てくると思ってる人、みんな次第だから!」と煽る。

歓声、そして少しの沈黙の後、Jin Doggが登場した。




「もう声でえへんわ」とワンマンライブ2DAYSを終え、荒れた声のJin Dogg。

「何歌うか決めて」とフロアに語りかけると、客席から「アホばっか」や「街風」など沢山のリクエストが飛び交う。

「街風」で大合唱になり、「アホばっか」の音が流れると盟友Young Yujiroも登場。





「ボケ死ね」「PRADA」を歌い、「タバコ一本吸わせてや」とナチュラルな雰囲気でライブが行われる。



「次の曲決めよ、なににしよ。俺のアルバム聴いたやつおる?その中から1曲、あれも流そう」と「HAHAHA」が流れるとWatsonも再び登場。



「OMG」では、DJ KOTAROの投げたペットボトルの水が綺麗な曲線を描く。

「あれやって終わろ」と言うと、「AM2時」がかかった。











アーティストなど関係者がステージに集まり、大団円を迎える。

「BLOCKアフターパーティまで集まってくれたみんなありがとな!みんな朝までぶっ潰れてくれ。俺は帰って一服して寝るから。じゃーなー!」とJin Doggが長い2日間を終え、ステージを降りた。

Jin Doggは関西出身のアーティストだが、BLOCKにいると彼が「ホーム」にいるような感覚で見てしまう。

全国各地にファンが増え、アーティスト、スタッフ、場所とも繋がり、ホームのような場所が沢山出来ていく。様々な人を魅了して、愛されていくこと。それが、アーティストのあるべき姿だな、と改めて思った。


長く続いているパーティーBLOCKの魅力は、語り切れないが、オーガナイザーが信頼を置く、寄りすぐりのDJが肩を並べ、メインフロアだけが見どころではないのも、魅力である。









そしてメインフロアが終わってから、まだまだここからが楽しいパーティーなのだ。

SECOND FLOORは人で溢れかえっていた。






OVER KILL & MARZY「HELL SONG (feat. Jin Dogg) 」やJin Dogg「曇 (USED TO BE)」、FEBB「The Test」、ちょうど誕生日を迎えたATSUKIの曲を流したりしていた。

音を止めないDJ KOTARO。

Kid Nathan「Nostalgic」やKid Nathan「意識ハ、冴エテ (feat. Jinmenusagi)」でも大盛り上がりし、DADA「High School Dropout」やTYOSiN「TWILIGHT」、Lrozen「I Wrote This Song 4 U」、Jin Dogg「am 2:00 (feat. 23vrsz)」をフロアの皆で大合唱する。

BLOCK ✕ Jin Dogg ONE MAN LIVE AFTER PARTYということで「街風」でパーティーが締められた。




次回開催日程は3/30(土)!

次のBLOCKは2024年3月30日(土)に開催される。

ラインナップ公開を心待ちにしながら、スケジュール確保を!

最新情報はオーガナイザー、ワンさんの各SNSなどをご参照ください。


🔗NevalOne

Instagram

X(旧Twitter


🔗黎 KUROI

Instagram


BUZZチケ編集部注目ポイント

Jin Doggのワンマンライブアフターパーティーとして「BLOCK」が渋谷clubasiaで開催され、TYOSiN、DADA、ACE COOLらが熱狂のパフォーマンスを披露。