HYBE JAPAN、日本における事業強化および拡大のための組織改編を発表
HYBEの日本本社である株式会社HYBE JAPAN(本社:東京都港区、代表取締役兼CEO:ハン・ヒョンロック)は、日本における事業強化および拡大を目的とした、2025年6月1日付の組織改編を発表した。
2024年8月に発表されたHYBEの新成長戦略「HYBE2.0」に基づき、HYBEはアメリカ、日本、ラテンアメリカを中心に各地域の文化や特性に合わせた事業を展開し、各市場をリードする存在となるため、「マルチホーム・マルチジャンル(Multi-home, Multi-genre)」戦略を推進している。
その一環として、HYBE JAPANも日本本社としてのプレゼンスを高め、アーティスト事業を強化するために本社組織を改編することとした。
■HYBE JAPAN Chief Labels Officerに島賢治、HYBE JAPAN Chief Creative OfficerにJEFF MIYAHARAが就任。YX LABELSをHYBE JAPAN傘下へ配置。
HYBE JAPAN傘下のレーベル機能を強化するため、HYBE JAPAN傘下のレーベルを統括するChief Labels Officerに島賢治が、すべてのクリエイティブの責任者となるChief Creative OfficerにJEFF MIYAHARAが就任した。
Chief Labels Officerの島賢治は、ソニー・ミュージックなど複数の音楽関連企業でアーティストのマネジメント、A&R、マーケティング、レーベル運営に携わってきた。2017年には株式会社fearlessを設立し、音楽・ライブ・映像・ファンクラブ・ECなどを含むトータルプロデュースを通じて、アーティストのブランド戦略を手がけている。
Chief Creative OfficerのJEFF MIYAHARAは、音楽プロデューサーとして少女時代、安室奈美恵、ONE OK ROCK、BoA、クリスハート、BOYZ II MENなど、アメリカ・日本・韓国を中心に約330組のアーティストによる700曲以上の楽曲をプロデュースしてきた。また、「エンターテインメント×テクノロジー」の分野にも豊富な経験を有し、関連企業やプロジェクトを複数立ち上げ、エンターテインメントとテクノロジーの融合にも注力している。
新たに就任した島賢治とJEFF MIYAHARAは、その豊富な経験とノウハウを活かし、アーティストの発掘・育成から価値を高めるコンテンツ制作やマーケティングなどのソリューション強化に取り組む。これにより、アーティストのブランド価値向上と強力なIPの開発に注力していく。
島は「HYBE JAPANのレーベルは、日本から世界で活躍できるアーティストを創出することを最大の目標に掲げている。そのために、クリエイティブからマーケティング、ライブ、ファンクラブ、ECに至るまで、あらゆる要素を統合した“ソリューション”を構築し、アーティストの価値を総合的に高めていく。さらに今後は、こうしたHYBE JAPANのソリューションを外部パートナーにも展開することで、日本のエンターテインメント産業全体の価値向上にも貢献していきたいと考えている」と述べている。
JEFF MIYAHARAは「HYBE BRANDは、素晴らしいアーティストと才能が創り出す芸術性によって成し得る、世界で最も忘れられない体験の代名詞である。日本特有のカルチャー、アート、エクスペリエンスが世界から注目されている中、次世代のスーパー
スターを輝かせるためにこの旅路に加わることができ光栄に思う」とコメントしている。
なお、グローバルグループ&TEAMやJ-POPボーイズグループaoenが所属するYX LABELSは、今回の組織再編によりHYBE JAPAN傘下に配置された。YX LABELSの代表取締役は、HYBE JAPAN代表取締役兼CEOのハン・ヒョンロックが兼任する。
HYBE JAPANは今後、傘下に独立性を持った複数のレーベルを擁するマルチレーベル体制を確立する計画である。また、様々なアーティストと共により豊かなエンターテインメント体験を提供し、そのコンテンツや体験を日本のみならず国外にも発信する“Beyond Japan”の実現に向けて邁進していく。
BUZZチケ編集部 注目ポイント
HYBE JAPANが6月1日付で組織改編を実施し、Chief Labels Officerに島賢治氏、Chief Creative OfficerにJEFF MIYAHARA氏が就任。
YX LABELSを傘下に置き、日本発の多様なレーベル体制を強化し、世界へ向けたアーティスト事業拡大を目指す。