バーチャルシンガー花譜、初のアメリカ公演で「過去を喰らう」英語版を披露 AnimeCentral 2025で観客2,000人を魅了
KAMITSUBAKI STUDIO/PHENOMENON RECORD所属のバーチャルシンガー・花譜が、2025年5月17(土)にアメリカイリノイ州・ハイアット・リージェンシー・オヘアにて初の北米公演「HAJIMEMASHITE in Anime Central」を開催。
この公演は、2025年5月16日(金)〜18日(日)の3日間にわたりアメリカ・シカゴで開催され延べ5万人超が来場した大規模アニメフェスティバル「Anime Central 2025」内で行われた。2,000人を超える観客を迎え大成功を収めた本公演の模様を、オフィシャルレポートとしてお届け。
KAMITSUBAKI STUDIOブースの出展と花譜のステージに多くのファンが集結
「Anime Central 2025」の会場ではKAMITSUBAKI STUDIOのブースも出展されており、グッズを求める現地ファンで初日から長蛇の列が生まれていた。
イベントの開幕直後から会場がアニメファンやジャパンカルチャーファンの熱気で満ちていく中、いよいよ会期2日目のステージに花譜が登場。
盛大な歓声の中で迎えられた花譜のアメリカ初公演。1曲目に選ばれたのは、代表曲「過去を喰らう」の英語バージョン。サプライズ演出に、会場の熱気はいきなりピークに達した。
全編英語で行われたMCでは、挨拶に加え、ミシガン湖を訪れたことや名物のディープディッシュピザを楽しんだ話、自ら会場を回っていたエピソードなどを披露。この日のために用意された英語バージョンの「過去を喰らう」にも触れ、大きな拍手が送られた。
セットリストはアメリカの観客に向けて構成されており、代表曲に加えて「流線形メーデー」(TVアニメ『邪神ちゃんドロップキックX』ED)、「アンサー(English ver.)」(TVアニメ『ブラッククローバー』ED)など、これまで花譜が担当してきたアニメソングを中心に展開。続いて、自身が声優としても参加し、2025年7月にTVアニメ化を控える「神椿市建設中。」のテーマソング「痛みを」を披露。
さらに、EGOIST「咲かせや咲かせ」、いとうかなこ「Hacking to the Gate」、YOASOBI「アイドル」など、世界的にも人気のアニメソングをカバーしたパートでは、会場の熱量がさらに上がっていく。アニメ関連のMCでは、花譜がアメリカのシットコムアニメ『ボージャック・ホースマン』のファンであることを明かし、観客の笑いを誘う場面もあった。
後半では、KAMITSUBAKI STUDIOファンに向けて、花譜が所属するV.W.Pの人気曲「輪廻」「飛翔」「愛詩」を披露。さらに、複数アーティストとのコラボで生まれた“組曲”シリーズの楽曲など、これまでの活動の軌跡をたどるようなセットリストが続く。
終盤には「ゲシュタルト」「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」を立て続けにパフォーマンスし、最新アルバム『寓話』からの2曲を経て、最後は代表曲「魔女」で締めくくり。花譜のこれまでとこれからを詰め込んだ、濃密なアメリカ初公演となった。
「HAJIMEMASHITE」というタイトル通り、“初めて”のステージにふさわしい構成とパフォーマンスで、現地のファンの期待に応えた一夜だった。
なお、ライブで初披露された「過去を喰らう(English ver.)」は、後日公式で配信予定。
そして、花譜は2025年6月7日(土)、インドネシア・ジャカルタで開催される「Anime Festival Asia Indonesia 2025」にも出演予定。今後も国内外で広がり続ける花譜の活動に注目したい。
<セットリスト>
01.過去を喰らう(English ver.)
02.ニヒル ※学園RPG「モナーク/Monark」主題歌
03.流線形メーデー ※TVアニメ「邪神ちゃんドロップキックX」ED
04.例えば ※映画「映画大好きポンポさん」挿入歌
05.夜が降り止む前に ※映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」主題歌
06.アンサー(English ver.)※TVアニメ「ブラッククローバー」ED
07.景色 ※TVアニメ「日本沈没」10話ED
08.痛みを ※「神椿市建設中。」プロジェクトテーマソング
09.咲かせや咲かせ(Cover)※TVアニメ「甲鉄城のカバネリ 海門決戦」主題歌
10.Hacking to the gate(Cover)※TVアニメ「STEINS;GATE」OP
11.アイドル(Cover)※TVアニメ「推しの子」主題歌
12.輪廻(V.W.P)※TVアニメ「マブラヴ オルタネイティヴ」主題歌
13.飛翔(V.W.P)※アクションRPG「クライマキナ / CRYMACHINA」のイメージソング
14.愛詩(V.W.P)※TVアニメ「未ル わたしのみらい」OP
15.彼女は今迷宮の中 ※TVアニメ「中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。」ED
16.秘密の言葉 ※TVアニメ「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」第6話ED
17.My Life
18.ゲシュタルト ※ARG「Project:;COLD 2.0 ALTÆR CARNIVAL」
19.トウキョウ・シャンディ・ランデヴ ※TVアニメ「うる星やつら」ED
20.カルぺ・ディエム
21.代替嬉々
22.魔女
■花譜 アーティストプロフィール
「KAMITSUBAKI STUDIO」始まりのバーチャルシンガー。
2018年、当時14歳にしてデビュー。
唯一無二の歌声と世界観を持つバーチャルアーティスト像を確立する。
「組曲」シリーズでのアーティスト・コラボレーションも話題となり、現在YouTube登録者数は100万人、総再生回数は3億回を突破。国内外に熱狂的なファンコミュニティが拡大中。
活動初期からのメインコンポーザー・カンザキイオリと生み出した楽曲は高い評価を受け、2022年8月、日本武道館でのワンマンライブ「不可解参(狂)」を開催。
2024年1月、代々木第一体育館で第2章の幕開けともいえる 4th ONE-MAN LIVE「怪歌」を開催、武道館に続きバーチャルシンガー単独公演として最大規模を更新する初のアリーナ公演を成功させた。
2025年は海外公演もいくつか発表されており、未踏の世界へと突き進んでいくこの「ジュブナイルの続き」を目撃せよ。
Official Website:https://kaf.kamitsubaki.jp/
■KAMITSUBAKI STUDIOについて
次世代のクリエイター達と共にネットカルチャーの最先端を産み出すクリエイティブレーベルであり、新時代のアーティストマネジメント事業を展開。アーティストの発掘や開発を行うマネジメントスタッフとYouTubeやSNSの運用ノウハウを持ったマーケティングスタッフなどからなる運営体制を作り上げています。
バーチャルシンガー、シンガーソングライター、作曲家、映像作家、ストーリーライター、イラストレーター、デザイナーなど様々なクリエイターやアーティスト達とのコラボレーション、そしてそれを受け取ってくださる皆様とともに作品を“共創”し、新たなクリエイティブ・ライブ・作品の創出や、音楽体験そのもののアップデートに挑戦しています。
公式サイト:https://kamitsubaki.jp/
(運営 株式会社THINKR: https://thinkr.jp/)
BUZZチケ編集部注目ポイント
バーチャルシンガーの花譜がアメリカ公演大成功!
代表曲の英語版に、ファン歓喜!!