ニュース 2023年02月04日
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【インタビュー】パワフルでしなやかなダンスとキュートなルックスのNANA
NANA KikiRara Clean Bandit
文:misaki hoshino


高校時代に結成したダンスチームKikiRaraで人気を集め、パワフルかつしなやかなダンスとキュートなルックスでモデルや生徒の育成など個人でも活躍の場を広げているダンサー「NANA」。

2018年にはUKアーティストClean Banditの大ヒット曲「SOLO」のJapan Editionに大抜擢され、以降メディアでも活躍の場を広げている彼女に今まで参加してきたプロジェクトについてや今後の展望についてインタビューさせてもらった。



―NANAさんのダンスのルーツ、今のスタイルになったきっかけを教えてください

NANA:元々いろんなジャンルをやっていたんですけど、レッスンを持つようになってから毎週コレオをたくさん作っていて、そうするとだんだん自分の好きなスタイルが見つかってくるというか。それこそ最初に持ったクラスはmovement(movement dance school)だったんですけど、そこから教える場所が増えていって、生徒たちがいたおかげで今の自分が確立されたんだと思います。


―今、注力していることはありますか?

NANA:生徒とダンスの仕事が出来る環境を作ることです。最近だと国立競技場でのライブで80人のダンサーさんの総指揮をとるっていうお仕事があったんですけど、そのアシスタントとメインダンサー30人を生徒の中から選んでやってもらいました。

このような場で勉強できる機会ってなかなかないと思うので生徒たちも喜んでくれていましたし、信頼関係ができているので阿吽の呼吸というか、自分自身もすごく助けられました。

最近は学生の子たちの指揮というか、プロデューサー的な案件を多く頂けているので自分も制服着て踊らせてもらってます。24歳なんですけどね(笑)


―ダンスでチャリティーについて教えてください

NANA:ダンスで何か貢献できることはないかなってずっと考えていて、急遽だったんですけど今年から始めました。

一つは、先生たちの協力もあってチャリティーWork Shopで頂いた参加費を全額寄付するということです。

寄付先はInstagramを見させていただいたり関係性で決めていますが、ゆくゆくは自分の地元やいろいろなところに貢献したいと考えています。


―KikiRaraとしての活動と個人での活動の違いはありますか

NANA:私個人の活動の方がメディア寄りな感じはしますね。KikiRaraはダンスをやっている限りは続けようねって話してますけど、今は子供ができたり結婚してるメンバーもいるのでバランスを見ながらやっていこうという方針になり、少しずつ復活してきたところです。


―cleanbanditのPV出演はどのような経緯で決まったのでしょうか

NANA:Instagramからです。当時、妹がAimerのPVに出たのでその曲をWork Shopで踊ったらその振付がバズって。

人材派遣の方がいるんですけど、その方の目に留まってオファーがきました。今はいろんなお仕事がInstagramから来るのでフォロワー数やブランディングが本当に大事なんですよね。


―裏話などはありますか

NANA:沢山あるんですよ~!あの時、実はむち打ちで全く首が動かなかったんです。

撮影自体は2日間で、舞妓役と黒の衣装の方と2つあったんですけど顔が見えていない場面は妹が踊ってます(笑)

怪我をしている中一人で世界観を作らないといけないプレッシャーと慣れない舞妓の衣装でかなり辛くて、終わった後は泣いて泣いて…でも現場自体はすごく良い環境だったのと、あの作品をたくさんの方に見ていただいているので感謝しています。


―SNSをうまく活用する方法はありますか

NANA:私の場合はフィードには写真のみで、レッスン動画はYouTubeに上げてます。

ダンスでも楽しそうとかみんなが加わりたいって思ってもらえるようなものをリールに上げてますね。



―ご結婚されて変わったことはありますか

NANA:前は自分自身でやっていかないといけないってガツガツしてた部分もあったんですけど、気持ちに余裕が出来ました。


―NANAさんが凹む時ってあるんですか

NANA:私も人間なので落ちることはありますよ(笑)忙しいとやりたいことができなくてモヤモヤしたり。

そんな時は全部旦那に聞いてもらってます。

結構ズバッと言ってくれるタイプなので、旦那からの言葉が大きくて、それを支えに頑張ろうって。

あと、落ちてる時は絶対踊らないです。お酒を呑んだり、旦那と猫(テンちゃんとアルたん)と戯れてっていう家族の時間に癒されてます。


今後の展望を聞かせてください

NANA:今やっているスタジオのマネージメントをしっかりやっていって、運営面でも生徒にいろんな仕事を振ってあげれるようになりたいです。あと、最近歌を出しました(笑)曲作りからレコーディングまで全部やってみて、自分のクリエイティブを楽しみながら生きていきたいタイプなのでチャレンジしました。わたしのモットーがHAPPYとPOWERなので、それを人に与えられるようになれたらと常に思っています。


ー最後に告知などあればお願いします

NANA:「WITH-K DANCE STUDIO」という渋谷にあるスタジオで講師をしていて、このスタジオは韓国と日本のダンスカルチャーをシェアし、お互いに刺激をし合える環境を作ることを目的としています。

その為、韓国から有名なダンサーを呼んでWSやプライベートクラスを開催していて、K-POPアイドルを目指している生徒も多くいる為、夢を叶えられるようにサポートしチャンスの場を与えています。ぜひよろしくお願いします!


BUZZチケ編集部注目ポイント

ダンサーNANAが、レッスンを通じて確立した自身のスタイルや、ダンスを通じたチャリティー活動について話してくれた。

今後はスタジオ運営や生徒のプロデュースにも力を入れ、クリエイティブな挑戦を続ける意欲を見せ、今後の活躍にも期待が寄せられる。