ニュース 2025年05月04日
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宮田裕章×蜷川実花のアート作品「最大多様の最大幸福」 夜間自由観覧が期間限定でスタート
蜷川実花 宮田裕章 最大多様の最大幸福

テーマ事業プロデューサー・宮田裕章が手がけるシグネチャーパビリオン「Better Co-Being」で、より多くの人が楽しめるように、5月2日(金)から6月30日(月)までの期間限定で、Sequence3「最大多様の最大幸福」(宮田裕章 with EiM)のエリアで夜の自由観覧がスタートする。

このアートは、プロデューサーの宮田裕章と写真家・映画監督の蜷川実花を中心に、各分野のクリエイターが集まったチーム「EiM(エイム)」によるもの。高さ7mのキャノピーに沿って張られた約400本のワイヤーには、それぞれサンキャッチャーが取り付けられていて、同じ並びがひとつもない“不均質の集合”が多様性を象徴している。

晴れた日には自然光で虹色に輝き、曇りや雨の日には霧と照明がつくる幻想的な空間が広がる。夜になると、約15,000個のクリスタルが照明に照らされて、まるで光の海のような景色が現れる(luminous version)。昼間とはまったく違う雰囲気で、誰でも自由にその光景を体験できる。

さらに夜の自由観覧にあわせて、蜷川実花がデザインした「ふしぎな石ころ」こと「echorb(エコーブ)」の夜間特別バージョン「luminous echorb」も公開。繊細なラメを何層にも重ねて、奥行きのある輝きを表現。蜷川らしい鮮やかな色づかいが特徴のスペシャル仕様となっている。

echorbは来場者の位置情報を読み取り、WEBアプリ「Better Co-Being」と連動。入り口にあるセンサーで心拍数を読み取ると、自分の鼓動がこの石に宿る仕組みになっていて、パビリオンを巡りながら“自分のいのち”を感じられる、重要なアイテムのひとつだ。



「最大多様の最大幸福」(宮田裕章 with EiM) luminous versionの自由観覧概要


■期間:2025年5月2日(金)~2025年6月30日(月)

■自由観覧時間:最終の予約ツアー終了後(20時30分頃)~20時50分まで

■エリア:「Better Co-Being」内Sequence3「最大多様の最大幸福」(宮田裕章 with EiM)

■注意事項:

※撮影は自由にお楽しみいただくことができます。

※本イベントは、アプリやechorbを利用した予約ツアーではございません。

※自由観覧時間より前にお並びいただくことはできません。開始予定時刻に合わせご来館ください。

※予約ツアーの進行状況や混雑状況により、開始時間が遅れる場合がございます(終了時間の延長はございません)。

※観覧をご希望される方は、お時間になりましたらパビリオン入口のスタッフにお声がけください。

※一度にご覧いただける人数に限りがあるため、混雑時はご覧いただけない場合がございます。

※荒天や機材トラブル等により予告なく中止となる場合がございます。

※やむを得ない事情等により、予定期間途中で中止となる場合がございます。あらかじめご了承ください。(詳細は随時ホームページでお知らせいたします。https://co-being.jp/expo2025/



蜷川実花氏がデザインしたふしぎな石ころ「luminous echorb」



シグネチャーパビリオン「Better Co-Being」は、「共鳴」をテーマにした3つのアート体験とエピローグで構成されていて、デジタル技術を活用した2つのキーマテリアル——Better Co-Beingアプリと、ふしぎな石「echorb(エコーブ)」を使いながら体験を楽しむことができる。

パビリオンの中は事前予約制で、15人ほどのグループごとにツアー形式で案内される仕組み。

今回新たに登場した「luminous echorb」は、蜷川実花が手がけたスペシャルバージョン。夜限定の演出「最大多様の最大幸福 luminous version」に合わせたデザインになっていて、通常のechorbと同じく3Dハプティクス技術を搭載。独特の触感と手ごたえで、より深い“共鳴体験”へと導いてくれる。


■期間:5月2日(金)~

■注意事項:

※予約ツアーは万博の公式アプリ「EXPO2025 Visitors」よりご予約いただけます。

※luminous echorbは毎日19時~20時の間に実施される予約ツアーでのみご利用いただけます(夜の自由観覧時間中はechorbの使用はございません)。

※数量に限りがあるため、上記予約ツアー時間でもご利用いただけない場合がございます。

※荒天や機材トラブル等により予告なく中止となる場合がございます。



■宮田裕章 プロフィール


科学者/慶應義塾大学医学部教授 1978年岐阜県生まれ。慶應義塾大学医学部教授。データサイエンスを基盤に、医療・政策・社会設計など多様な領域を横断しながら、人と社会の未来を描く科学者として活動。科学の知性と感性の表現をつなぐ実践を通じて、多様な領域と共創を行っている。アーティストとしては、クリエイティブチームEternity in a Moment(EiM)として活動。代表作に「Embracing Lights」「Eternity in a Moment」「儚くも煌めく境界」「深淵に宿る彼岸の夢」などがあり、2025年には蜷川実花との共作による「彼岸の光 此岸の影」(京都市京セラ美術館)でアーティスト・共同キュレーターを務め、25万人以上を動員した。2026年開校予定のCo-innovation University(仮称)では学長として全体構想を担い、建築家・藤本壮介とともにキャンパスデザインを監修。学びと創造が交差する新たな実験の場づくりを進めている。その活動の根底には、「多様な存在が響き合いながら未来を共に創る」という理念——Better Co-Beingのビジョンが一貫して息づいている。




■蜷川実花 プロフィール

写真家、映画監督。写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手掛ける。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。2010年ニューヨークのRizzoliから写真集を出版。また、『ヘルタースケルター』(2012年)はじめ長編映画を5作、Netflix『FOLLOWERS』(2020年)を監督。

これまでに写真集120冊以上を刊行、個展150回以上、グループ展130回以上と国内外で精力的に作品発表を続ける。5月10日〜7月21日、第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館展示「中立点」関連展示として「蜷川実花展 with EiM: INTERSTICE」(ヴェネチア Palazzo Bollani)を開催。最新の写真集に『EternityinaMomentvol.1‒3』(Akio Nagasawa Publishing & Case Publishing、2024年)がある。

https://mikaninagawa.com



■クリエイティブチームEiM プロフィール

本事業のプロデューサーを務めるデータサイエンティストの宮⽥裕章と、写真家・映画監督の蜷川実花、クリエイティブディレクターの桑名功、照明監督の上野甲子朗、音楽監督の剣持学人らで結成されたクリエイティブチーム。プロジェクトごとに多様なチームを編成しながら活動する。

主な作品発表に、「胡蝶の旅 Embracing Lights」(安⽐Art Project、2022 年)、「Eternity in a Moment 輝きの中の永遠」(TOKYO NODE、2023 年-2024 年)、「儚くも煌めく境界」(弘前れんが倉庫美術館2024 年)、「深淵に宿る彼岸の夢」(森の芸術祭 晴れの国・岡⼭ 満奇洞 2024 年)など。2025年に京都市京セラ美術館で開催された蜷川実花with EiMの大規模個展「彼岸の光 此岸の影」では70日間の開催日数で25万人以上を動員した。


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「最大多様の最大幸福」というタイトルにも注目したい。